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アインシュタインの手紙 ネットで競売に10月9日 14時36分
9日はノーベル物理学賞が発表されますが、91年前にこの賞を受賞した物理学者のアインシュタインが、「神ということばは人間の弱さが作り出したものだ」などと宗教への考え方を記した手紙がインターネット上でオークションにかけられ、話題を呼んでいます。
オークションにかけられているのは、相対性理論で知られる物理学者のアインシュタインが、亡くなる1年前の1954年に知人の学者に宛てたドイツ語の直筆の手紙で、日本時間の9日午前、インターネット上でオークションが始まりました。
この手紙でアインシュタインは、「私にとって神ということばは人間の弱さの表れであり、弱さが作り出したもの以外のなにものでもない」などと記しています。
聖書についても、「尊敬すべきコレクションだが原始的な伝説だ」などとしていて宗教への考え方を示す貴重な資料となっています。この手紙は4年前にもオークションにかけられ、今回のオークションでは、当時の落札価格の7倍余りの300万ドル(日本円にして2億3000万円余り)で入札が始まりました。
20世紀を代表する物理学者、アインシュタインが残した手紙は、宗教を巡る議論に一石を投じた資料として注目され、欧米などのメディアで大きく報じられるなど話題を呼んでいます。
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