今年一番笑わせてくれたネット事件簿と言ったら、何と言ってもstudygift。これが話題になった5月頃に私も前のブログでさんざんネタにして遊んだ。可愛らしく見えて実はブスな女子大生(というかその時点ですでに在学してなっかった)の奇跡の一枚がオタクの心を弄んだとして批判されたstudygiftこれをやってる人たちは苦学生を救うとかなんとかえらい善意ぶってたけど、その親玉の家入一真さんが結構ふざけた感じの人なのでやっぱり説得力に欠けるというか、若い企業家の一番見せてはいけない部分をさらしちゃったように見えた。

 

で、その時Studygiftについてあんまりよく言ってなかったやまもといちろう氏。「こんな形でネット上に顔が曝された女子大生」の将来が心配だとか、けっこう怒ってたような気がするんだけど、つい最近やった家入さんとのブロゴス対談では始終にこやか。本当にそう思ってるかどうかは知らないけど、ご自身のブログで家入氏の事をジャック・スパロウにたとえて褒めてみたり、なぜかアゲアゲムードだった。

http://kirik.tea-nifty.com/diary/2012/10/post-52c5.html

http://blogos.com/article/47882/

 

私はあんまりよく読んでないけど、前半はいいとして後編の家入さんが主となってやってるlivertyについて家入氏の口から出た一言に目玉が飛び出した。

Livertyとは会社組織でもNPOでもない海賊起業集団(←ここからジャックスパロウがきている。)Studygiftもそのプロジェクトのひとつであって、プロジェクトと言っても結局は、善意をネタにしたカネ絡みのクラウドなんとか。これがすでにトラブルになってるのにもかかわらず、家入さんは一応代表という形でLivertyの顔役やってるのにやまもと氏に任意団体の責任について、

「家入:そうですね。僕は一応代表という形で、何かの時は表に出るみたいな感じですけど、別に責任能力はないんですかね?」と聞いてきた。

 

多分普通の人だったら、これを読んで

「はぁ?お前が今それ聞くかぁ。」と思うと思う。

わたしがその場にいたら、「オマエ適当に集まって金儲けしてヤバくなったらバラして逃げる?そんなの許されるかよっ!」と家入さんの首根っこのひとつも掴んでやるのだがさすがやまもと氏、2ちゃんねるの黎明期と重ねて合わせてLivertyの弱体部分をうまくまとめ、大人の対応だった。でも私が思うに責任感の強いやまもとさんは、無責任な軽口を平気でたたく家入さんの事ぜったいに嫌いだと思う。ブロゴスはメルマガの客を呼び寄せるためのお仕事だから事を荒立てず無理してアゲアゲしてるんだろう。きっと買収されたんだ!

 

ほら、ブロゴスの写真のやまもとさんの顔。笑ってるけど目は遠くを見てるよ。これだけでも悪意たっぷりじゃん。

 

(新生entamagoのブログ、「ちょっとだけ実話小説」に戻るかどうかは不明です。by参宮橋ポニー)