2012年 9月17日

タクシー運転手強殺で中国籍元留学生逮捕 [17:25]

タクシー運転手が殺害され、売上げ金が奪われた強盗殺人事件。逮捕されたのは別府市の大学に在籍していた元留学生の中国人の男でした。強盗殺人の疑いで逮捕された中国籍の王・チン容疑者。王容疑者は、今年７月３１日の未明、杵築市内でタクシー運転手の尾割隆明さんの首を刃物で刺して殺害し、現金１万数千円と携帯電話を奪った強盗殺人の疑いが持たれています。王容疑者は、犯行時、尾割さんともみあいになり、ケガをしたとみられています。現場からは尾割さん以外の血痕が見つかり、ＤＮＡ鑑定を進めた結果、王容疑者が浮上。さらにタクシー乗り場のすぐ近くのコンビニでは王容疑者とみられる男が乗り込む姿が写っていました。防犯カメラが男を捉えていたのは、事件発生前の午前１時半ごろ。警察は王容疑者の可能性が高いとみて映像を解析して調べています。現場から２キロほど離れた自動販売機で、尾割さんの血液とみられる血痕の付いた現金が見つかっていましたが、さらに別府市内でも血のついた現金が発見されたことがわかりました。警察は王容疑者が売上金を奪ったあと使用した可能性があるとみています。警察は、今月９日王容疑者を全国に指名手配。そして１６日午後、捜査員が別府市内の商店の軒下で、王容疑者を発見し、任意同行を求めた結果、本人と確認したことから強盗殺人の疑いで逮捕しました。取り調べに対し王容疑者は容疑を認めているということです。王容疑者はおととし３月に入国後、別府大学短期大学部に通っていました。今年６月末で在留資格がいったん切れた後、特例措置で８月末まで延長が認められましたが、現在は不法残留の状態でした。警察は金に困り犯行に及んだとみて、くわしい動機や事件後の足取りなどを捜査しています。
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2012年 9月17日のニュース
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