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J2上位を快走!湘南・チョウ監督(5月9日)
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【大リーグ】イチロー、5の2、2打点で貢献 “10月男”本領でヤンキース先勝2012年10月9日 紙面から ◇ア・リーグ地区シリーズ(第1戦) ヤンキース7−2オリオールズ【ボルティモア穐村賢】“10月男”イチローの活躍で先勝!! ヤンキースは7日(日本時間8日)、当地でのオリオールズとの地区シリーズ第1戦を7−2で制した。2番左翼で先発出場したイチロー外野手(38)は1回の先制適時二塁打を含む5打数2安打2打点の活躍で、チームの快勝に一役買った。イチローは実は10月のポストシーズン(PS)での成績が顕著な「ミスター・オクトーバー」。通算打率4割超の和製“安打製造機”がヤ軍を28度目の世界一にけん引する。一方、6日の第1戦で先勝したタイガースとレッズはともに第2戦も勝って、リーグ優勝決定戦シリーズ進出に王手をかけた。 イチローが11年ぶりのPS初打席でいきなり結果を出した。1回無死一塁の場面。フルカウントからの7球目、相手先発ハメルの真ん中高めに甘く入ってきた94マイル(約151キロ)のツーシームをたたくと、打球は左中間を深々と破る先制の適時二塁打となった。 マリナーズ在籍時の2001年PS10試合で38打数16安打(打率4割2分1厘)と打ちまくった“10月大好き男”がいきなり本領を発揮した格好だ。 9回には勝ち越しソロ本塁打のマーティンがつくった“流れ”に乗った。なお無死一、三塁の場面で投前に適時内野安打。打ち損ないのボテボテの当たりだったが、「点が入ればいいという打席。ショート、セカンドが下がってたので、内野ゴロでもという気持ちはありました」。紛れもないダメ押しの適時打で、相手守護神J・ジョンソンの戦意をそいだ。 試合前の出場選手紹介時には大ブーイングを浴びた。「今日、一番気持ちが良かった瞬間ですよね。僕は嫌いじゃないです」。敵地でのそれは称賛にほかならない。オ軍ファンに“認められた”証しでもあり、まんざらでもなさそうだった。 戦犯になりかけた。1回の適時二塁打を放った直後に三盗を試みたが失敗。打席には3番ロドリゲス。無理をする必要はなく、イチローからも「アグレッシブに行くことは難しいことじゃないけど、結果を出さないと」と反省の弁が漏れた。 2−2の同点で迎えた7回1死二、三塁でも二ゴロで、三走マーティンが本塁憤死。主将のジーター遊撃手が送りバントでお膳立てしてくれた好機をものにできず、一塁ベース上のイチローは苦虫を噛みつぶしたような表情を浮かべた。 結果的には相手ストッパーを打ち崩しての快勝。自らも2打点で貢献度大。ただ、先は長く「(全ては)これからでしょうね」とイチロー。この程度の活躍はまだ序の口。真価を見せるのはこれからと言わんばかりに気を引き締め直した。 PR情報
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