違法ダウンロード刑罰化を盛り込んだ改正著作権法が一日から施行された。違法に配信されたインターネット上の音楽や映画をダウンロードした人も罰せられる。
違法と合法の線引きがあいまいな法ではあるが、「悪法も法」との言葉もあるし、順守せねばならない。心配なのは同法の対象が、被害者の告訴による親告罪であることだ。
「あなたが閲覧した動画サイトにおいて、著作権法違反を確認した。連絡がなければ告訴する」という手紙が届いたとする。身に覚えがなくても心配性だと連絡してしまうのでは。連絡すると「○万円払えば告訴しない」と言われたら。詐欺は知識のない人を狙う。こんな手口が横行しないといいが。 (木村春毅)
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