大阪市の橋下徹市長は9日、山中伸弥京都大教授のノーベル医学生理学賞の受賞決定について「うれしいし、すごい。日本の誇りだ」と祝意を送った。記者団に語った。
橋下氏は大阪府知事時代に山中さんと食事を共にしたことを明らかにし、「どこに欠点があるのか知りたいくらいすごい人だ」と人間性についても高く評価した。
また松井一郎大阪府知事も9日、同府東大阪市出身の山中さんの偉業に「素晴らしい。これからも医療の最先端の担い手として頑張っていただきたい」とエールを送った。
山中さんが開発した「人工多能性幹細胞(iPS細胞)」は、京都、大阪、兵庫の3府県と京都、大阪、神戸の3政令指定都市が共同申請した「関西イノベーション国際戦略総合特区」で産業化を目指している。(共同)