詐欺容疑で５人逮捕、宮城県警　被害数億円か

　業務実態のないペーパーカンパニーの資料を送り付け、後で高額で買い取るとうそを言って偽の利益配当権利証を購入させ、現金をだまし取ったとして、宮城県警捜査２課などが詐欺容疑で東京都豊島区、無職松本尚弥容疑者（３２）ら５人を逮捕していたことが８日、捜査関係者への取材で分かった。

　犯行グループが、ペーパーカンパニーと権利証を買い取る架空会社の社員をそれぞれ名乗り、被害者宅に繰り返し電話で勧誘する“劇場型”の手口。全国で同様の被害が相次いでおり、県警は被害総額が数億円に上るとみて捜査を進めている。