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2012年9月12日

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「悪の教典」(日本映画):熱血海上保安官、伊藤英明が悪の権化の殺人教師役

 今日は私の誕生日。何歳かは云わない。後期高齢者にはなっていないが年寄りと呼ばれる部類に入る。年を取れば性格も穏やかに物に動じず人と平和裏に接することが出来ると思っていた。だが現在の外国特派員協会(FCCJ)の実情とG政権(これ以下の記事はFCJ代理人、横木雅俊弁護士より「法的措置」をとると言われ削除する)


  有川浩の「ヒア・カム・ザ・サン」(新潮社:2011年11月刊)一風変わっていて面白い。主人公真也は30歳の編集者。ある種の霊能者で幼いころから品物や場所に残された人の記憶が見える。真也は会社の同僚カオルと結婚を前提に付き合っている。カオルの父親がアメリカから20年振りに帰国したので仕事で行けなくなったカオルの代わりに成田空港へ迎えに行く。父親はハリウッドでHALの名前で脚本を書き成功していると言う触れこみだった。だが真也の目には全く違う景色が見える。
 これから小説版と演劇版が生まれた。だが二つの版は別個の展開を遂げ全く違った物語になった。異なる結果となった演劇版をノベライズすることで、でパラレルの世界を描いて二つの小説が出来たと言う訳だ。単独で読んでも続けて二つの小説を読んでも面白いと言う訳だ。

 貴志祐介のホラー小説は、文章自体は余り上手くないが、そのおどろおどろしい内容でいつも最後まで読まされる。その凄惨さや残酷さは他の追随を許さない。京都大学を出て朝日生命のサラリーマンを辞めて30歳からの作家生活だ。ヒッチコックを真似てか、自分の原作映画には出たがり屋で、この作品でも教員室の職員会議でセリフのある先生役で顔を出している。エンドクレジットでもその他大勢群に紛れることなく、前後を開けて一行で名前が出ているから満足だろう。

 主人公は晨光(しんこう)学院高校の英語教師、蓮実聖司(伊藤英明)。ハンサムで気さく生徒たちから「ハスミン」と呼ばれて親しまれている。ハーバード大学から大学院でMBAを取得して卒業し、欧州の金融投資会社に勤めるもたった2年で高給サラリーマンを辞め帰国して高校の英語教師になったと言う変わり種。校長や教頭同僚の教師からも信頼と尊敬の念を持って遇せられている。担任の2年4組を「完璧なクラスに仕上げたい、心からそう思っています」と歯の浮くようなセリフを蓮実が言うとそのまま受け取られる。
 校内で起こる色々な問題を陣頭指揮で解決しようとする。カンニング問題は携帯を使っているに違いないので短波を発信し「圏外」にすれば良い(電波法違反だが)娘の苛めで再三校長に殴り込みをかけるモンスターPTAは自宅が丸焼けになり夫婦は焼死する。
この辺りから爽やか教師の真の素顔に観客が疑問を持ち始める。担任の女生徒が相談を持ちかける。クラスメイトの美彌(水野絵梨奈)が万引きをネタに体育教師、柴原(山田孝之)からセクハラを受けていると。蓮実は美彌を連れて店主に謝り代金を払ってから柴原をとっちめ謝罪させると言う離れ業を一瞬にして実行する。美彌は蓮実に惚れてしまい屋上で抱き合いキスをする。蓮実は拒むどころか熱烈な抱擁を交わし、そして身体の関係に入って行く。
物理教師の釣井(吹越満)は蓮実に胡散臭さを嗅ぎ付け彼の過去を調べ始める。気付いた蓮実は空っぽの終電車で釣井の頭を強打し意識を失ったところでつり革を使い首吊りをさせる。全校集会で校長は自殺と発表する。

悪の権化の蓮実の凶状を描くピカレスピクチャー。如何に冷徹の人を殺めそれを見事に隠し他人に罪をなすりつけるか。一種の芸術的な高さまで技を磨く。終盤の生徒を手当たり次第射殺して血まみれになるシーンでもクールに残虐行為を着々と遂行して行く。犯人はライフルを口にくわえて自殺と、しっかり用意しているのが用意周到。
演じるのがあの伊藤英明なので驚く。今大ヒット中の「海猿」の正義感溢れる熱血海上保安官がこんな悪役やっていいの?とイメージを心配してしまう。
完全に「サイコパスだ!」と生き残った生徒が叫ぶが、にっこり笑う蓮実に重ねて「To Be Continued」の文字が浮かびあがる。続編があると言うのだ。
これほど悪行に徹すると却って爽快で人が死ぬ度にカタルシスを感じる。おかしな気分だ。
監督の三池崇ははまる映画と全くダメ映画の2極化する。「ウェスタン・ジャンゴ」「一命」「13人の刺客」はハズレ「愛と誠」この作品はアタリ。

11月10日より東宝系全国公開される。

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