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2012年9月15日

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「マリー・アントワネットに別れをつげて」(Farewell, My Queen)(フランス・スペイン映画):不機嫌な王妃、露悪的レスビアン、下女たちの会話、女たちの足の引っ張り合い。華やかなヴェルサイ

 昨夜(14日)FCCJの「PEN & QUILL」のコース料理をトライした。韓国二つ星とG会長が誇るシェフの料理だ。結論は昨日のパーティ料理と同様に美味しくない。キャプテンを務める孫君(彼は派遣だが前から居る)によると昨日は混んでいて3組の客が入っている。0の日も何日もあったと。この料理なら再トライをしようと言う気にならない。素材を生かしていない。例えば和牛のステーキにマスタードを混ぜたソースをかけてある。個人の好みもあるだろう「俺は辛子は嫌いだ」、と同席した友人が憤慨している。前のシェフの何の変哲もないローストビーフや塩コショウしただけの松坂牛の方が余ほどマシだ。「白州とレタスのシフォナード 畑のキャビアのせ」や「落鮎のリゾット仕立て 青蓼風味」はデコレーションに凝りすぎて素材の良さを殺している。メインの魚料理「太刀魚のアーモンド風味焼きと椎茸の素焼き添え」も同様でデコラティブなのは良いが基本的にソースが洗練されていないしはっきり言って曖昧だ。ただデザートの「ピーチ・メルバ」はチューリップ型グラスに入って、味も見た目も抜群でこれは褒めても良い。ひょっとして「韓国二つ星」は「パティシェ」ではないか?普通のレストランでは精々スー・シェフのレベルか。シェフと話したいと孫君に頼んでいたが顔も見せない。どのレストランでも常連の客にはシェフが挨拶するのは常識。僕はこの後今月だけでも2日予約を入れている。9月から鳴り物入りで登場した新しいシェフならそんなことは分かっていそうなもの。コースを完食したら今朝の体重は1キロ増えていた。老人が多いクラブだ。アラカルトもメニューに出すべきだ。それにしてもコース9000円は高い。。(これ以下の記事はFCCJ代理人・横木雅俊弁護士に法的措置をとると言われ削除)

 バーは相変わらず満席。昨夜顔を見なかったハニフがいて、ホッとした。未だクビになっていない。元会長グループのリーダー、太っちょロイと短い会話。

 革命で断頭台の露と消えたマリー・アントワネット妃は日本では人気抜群。原題は「さよなら、王妃」だが邦題ではタイトルに名前を持って来た。
だが映画の主人公王妃では無い。寝起きの悪いマリー・アントワネット王妃(ダイアン・クルーガー)に早朝本を読んで聞かせる朗読係、シドニー・ラボルド(レア・セドウ)。蚊に刺されて赤い斑点を見つけた王妃が「ローズウォーター」をシドニーに塗って痒みを止めてくれる。自分は気に入られているのだと有頂天のシドニー。この日は1789年7月14日、バスティーユが襲われフランス革命が勃発したが宮殿はいつも通り。
翌15日になってバスティーユ陥落のニュースは宮殿を駆け巡る。286人の処刑リストが出回る。「パンが無ければケーキを食べたら良いのに」と言ったかどうか知らないが浪費で民衆の憎悪の的になっている王妃が筆頭、3番目は王妃との同性愛で成り上がったポリニャック夫人(ヴィルジニー・ルドワイヤン)。シドニーは資料編纂官モロー(ミシェル・ロバン)の話を聞くが絶望的な返事しか戻って来ない。王妃はポリニャックを呼び出すが応じない。シドニーは「私は王妃を見捨てはしない」と誓う。しかし翌朝呼び出されたシドニーは田舎へ逃げるポリニャックのドレスを着ろと命じられる。革命の熱に浮かされた市民に捕まったら身代わりに処刑されると言うことだ。王妃の夫人への愛の証左だ。愕然としながら運命に従うシドニー。

騒乱の宮殿にあって冷静沈着に事態を見判断していたのはシドニーの他に、余り顔を見せないルイ16世(グザビエ・ボーヴォア)だ。召喚され処刑覚悟で軍隊も連れずに悠然と革命本部のパリへ向かう。
バスティーユ陥落後ルイ16世の「彼らが求めているのはパンばかりでは無い、権力もだ」と驚くセリフが印象的だ。これだけ宮廷と民衆の差があったのだ。

 5年半ほど前にソフィア・コッポラ監督クリステン・ダンスク主演の「マリー・アントワネット」があった。露骨な性的描写や残酷な場面はなく、豪華絢爛なドレスや色とりどりのお菓子などがふんだんに盛り込み、王妃と一般人とは縁遠い世界の人間でない。一人の女性としてアントワネットを描いた女性向け映画だったが詰まらなかった。カンヌに出品されたがブーイングの嵐だったと言う。
それに比べると史実に忠実な不機嫌な王妃、露悪的レスビアンの描写、下女たちの会話、女たちの足の引っ張り合いなど華やかなヴェルサイユ宮殿でのオドロオドロした世界を見せてくれて興味深い。華麗なドレス、豪華な宮殿、美しい女性たち。(中でもセドゥとルドワイヤンのヘアヌードは目をひく)衣装や美術でも充分堪能できる。

 12月15日よりTOHOシネマズシャンテ他で公開される。

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