元会長グループは昨日(22日)夕刻に長いレターを有志に送って来た。9月26日(明後日)に控えた外国特派員協会(FCCJ)ジェネラル・ミーティング(GMM)に必ず本人が出席するようにと。(以下の記事はFCCJ代理人・横木雅俊弁護士に法的措置をとると言われ削除)
いきなりチャートでどう妊娠したかの画面から始まる。フランスのコメディらしい。主人公のナレーションが入り「少しチャートは早すぎるから妊娠した原因から説明します」と。
映画主人公は博士課程を修了すれば大学での教職の道が開かれているバルバラ(ルイーズ・ブルゴワン)。映画好きで近所のビデオレンタル店の常連。ハンサムな店員ニコラ(ピオ・マルマイ)は一目惚れ。香港映画の「花様年華」とかデ・カプリオの「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」など彼女の借りる映画の嗜好を捉えアプローチする。そして忽ち同棲し妊娠。バルバラの母親クレール(ジョジアーヌ・バラスコ)は経済的にやって行けないと肩をすくめるがシングルマザーで二人の娘を育てた母親としては孫はウェルカム。バルバラの予定日は3月5日、博士論文提出日だ。大チャンスなのにつわりがひどくホルモンバランスが崩れ,感情が乱れる。更に定期健診や赤ちゃん用品の準備、母親教室の参加など論文どころではない。つわりが終わるとバルバラの性欲が異常に高まるのだが、ニコラは逆に萎えてしまう。
バルバラがバイブレーターで自慰をするシーンには驚く。ニコラは映画監督志望で暫定的にビデオの店員をしているが、志望を諦めちゃんとした給与を貰えるサラリーマンに転向。しかし転向した途端重役になった訳でもあるまいに豪華なアパート、贅沢なショッピングと納得出来ないシーンが展開される。
セックスシーンが多いが女性監督らしく裸や露骨なベッドシーンは期待したが無い。その代わりセリフに中とか、大勢のインターンに覗かれる会陰部とか難産で会陰切開されるシーン、出産後に男性医師から「貴女の美しい会陰を見たい」などとエロっぽいセリフが多い。
バルバラとニコラはせっせとセックスに励む前半と違い妊娠してからと赤ん坊を産んでからは二人の性生活がギクシャクとし始める。そしてあっけなく別居、なんだこれは?「素晴らしい出来事」は赤ん坊を産んだことから起こる騒動なのだ。結末はどうなるか見てのお楽しみ。フランス映画らしいと言えばそれまでだが、合理的な説明に欠けるストーリーでそれが楽しい人も多い。
原作はエリエット・アベカシスの同名のベストセラー小説。監督・脚本はフランスでコミック映画で人気の女性だが日本では初公開。主演のルイーズ・ブルゴワンはリュック・ベンソンの「アデル/ファラオと復活の秘薬」(つまらないSF映画だった)に主演して来日している。31歳の美人女優。
11月下旬、新宿武蔵野館にて公開される。
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