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2012年9月26日

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「ウーマン・イン・ブラック」(WOMAN IN BLACK)(英・加・瑞典映画):ハリポタは無精髭の父親に扮して子供を守るため黒衣の女性の幽霊と戦う

 今日はいよいよ元会長グループがG政権と対決し雌雄を決するFCCJ General Member Meeting(GMM)が開催される。半年に1回レギュラーに行われ施策を確認し方向を決定する大切な日だ。(以下の記事はFCCJ代理人・横木雅俊弁護士に法的措置をとると言われ削除)

 普段TVドラマなど見ない僕だが、NY時代の友人Yさんの娘、安達奈緒子さんが脚本のドラマだと言うので毎回欠かさず見た。先週終わったフジテレビの月9「リッチマン・プアーウーマン」でそこそこ堪能した。小栗旬が天才コンピュタプログラマーに扮し天衣無縫の役柄で映画では見られない新境地を拓いている。主人公小栗扮する天才、日向徹は学歴の無い天才IT企業家で若くして数百億の個人資産があると言う設定でピンと来た。ウォルター・アイザックソン著の「スティーブ・ジョブズ」(講談社:2011年10月刊)を読み終わったばかりだったからだ。
 TVで日向の会社は「ネックスト・イノベーション」だがジョブズのアップルの別会社は「ネックスト」、ポートランドのリードカレッジの中退で高卒の学歴(世に伝えられているスタンフォード中退は嘘)、短気で人の言うことを聞かなかったこと、20代で億万長者になっても完璧主義で家具が選べず広い邸宅で床の上に座っていたこと(写真がある)、赤ん坊の時に養子に出され、実の両親をずっと探し求めていたこと(父親はシリア人)、仲間と立ち上げたアップル社を追われたことなどジョブズをモデルにしていることは明らかだ。
 スティーブ・ジョブズは伝記を読む限り実に嫌な男だ。人の好き嫌いが激しく嫌われると徹底的に苛められる。創業時にガレージで一緒に働いた友人にIPOで大金持ちになる権利株を一株も渡さず、慈善団体への寄付は一銭もしない。 人の心への忖度は一切無し、ガールフレンドの間に産まれた女の子を「他の男」との子供かも知れないと認知を拒否、後にDNA鑑定で98.8%の確率で父親と裁定されても全米28%の男が父親の可能性があると言い放つ。養育費や離婚手続きはIPO直前の大金持ちになる前に行い支払を押さえている。大体がアップルコンピュータ基礎技術は友人のウォズニアックが作ったものでジョブズはそのデザインや形状、更には売り出すマーケティングを考えただけなのだ。これはマイクロソフトのビル・ゲイツとそっくりだ。二人ともコメとなるテクニックには関与していしするだけの技術的な知識や能力はない。1955年生まれで同じ歳、大学中退、マーケティング能力は天才的と共通な二人だが、性格はまるで違う。ゲイツは他人に優しく慈善活動に積極的、他人への配慮を怠らない。ジョブズはゲイツに言わせると「人間として大きな欠陥を抱えている」と「相手を罵倒するか誘惑しようとするかのどちらか」だ。ピクサーをルーカスから買収した後、ウォルト・ディズニーの映画部門責任者、カッツェンバーグとの一騎打ちは面白い。どちらも自分が一番偉いと思っているから後に引かない修羅場が繰り返される。アニメでアカデミー賞を受賞しその後のピクサーの繁栄を築いた「トイ・ストーリー」制作中のエピソードだ。その後カッツェンバーグは性格が災いしてアイズナー会長から追い出されスピルバーグたちと作ったドリームワークスで「シュレック」などに大ヒットでリベンジを果たす。

 「ハリー・ポッター」のダニエル・ラドクリフが大人向けのホラーに挑むと言うのが唯一のセールスポイントのホラー映画。スーザン・ヒルの小説『黒衣の女 ある亡霊の物語』(1989年)を原作とし、二人の男が演じる舞台劇はロンドンウェストエンドで20年に亘りロングランを続け、「マウストラップ」に次ぐ記録を打ち建てている。日本でもパルコ劇場で6度も上演されている。スタイリッシュな舞台とは違い映画は「恐怖」を実感させて観客をどれだけ脅すかに重点を置いている。それにしてもラドクリフがデビュー当時と同じような年頃の男の子(少し小いさいが)の父親(シングルファーザー)だと言うのが何となくオカシイ。
プロローグから怖しい。幼い3人の女の子が無邪気に人形と遊んでいる。突然3人は立ちあがり人形やら玩具を踏みつけて窓に歩み寄り3人一緒に飛び降りる。これが連続して起こる子供たちの死亡事件の端緒だった。 舞台は19世紀末のロンドン。駆け出し弁護士アーサー・キップス(ラドクリフ)は、妻がジョセフ(ミーシャ・ハンドリー)の出産時に亡くなって以来、与えられた仕事を悉く失敗し所長からこれが最後で上手く処理できなければクビだと宣告される。田舎町クライシン・ギフォードで死亡した顧客、アリス・ドラブロウ夫人の残した「イールマーシュ」の館に赴き、資産を精査し遺産整理に必要な遺言書を見つけ出すのが任務だった。彼女の大きな館(三人の女の子が飛び降りた館)は駅から遠く離れた沼地の弧島にポツンと建ち、一本道は満潮になると水面下に没する。村の宿屋に泊る予定だったが親切な地主のデイリー(キアラン・ハインズ、ハリポタ最終章で敵役を演じた)の招きで邸宅に連れて行かれ夕食をごちそうになる。やはり息子を亡くしてから気が触れたデイリー夫人(ジャネット・マクティア)はチワワを二匹抱き一緒に食べさせているが突如息子の名を呼び暴れ出す。キップスはデイリー宅に泊るのが賢明な考えだが一人館に戻って夜を徹して仕事に励む。そして館では次々と超常現象が起こり始める。そこにはいつも黒い服を着た女性(原題)が佇んでいる。。
B級のホラー映画だが役者としてリセットしたラドクリフは懸命に演じていて好感が持てる。無精髭のハリポタは意外と様になっている。美術が幽霊の壮大な館をおどろおどろしく丹念に作りあげていて、このセットだけでも怖くなる。黒衣の女が現れると必ず傍の子供が死ぬ。女の正体は?彼女を鎮めるのには何をすれば良いか?キップスはデイリーの助けを借りて一歩一歩解決に進んで行く。 監督のジェームズ・ワトキンスは日本では無名だがイギリスではホラー映画の一人者だという。

12月1日より新宿ピカデリー他で公開される。

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