中村GMに脅された。「あんたのブログは問題だよ!」と。嬉しかった。それほど影響力があるのかと。関係者にしっかり読まれているのだ。
外国特派員協会(FCCJ)の中村GMは遂に36人の従業員のクビ切りを7月31日に強行した。契約社員10人、パート社員26人。家族も入れると100人近い人たちが路頭に迷うことになる。FCCJの労組UPCが加入する新聞労連は昨日(1日)の朝から抗議のビラを捲くと言うから電気ビルに駆けつけた。フロントの前では尾川副GMと新聞労連の久保委員長が大声で論争している。尾川は「退去してください!」と繰り返し言うだけで論争のポイント、クビ切りについては何も言わない。いや言えないのだろう。新聞労組が去ってから中村GMが現れ冒頭の発言をしたのだ。(これ以下の叙述は外国特派員協会(FCCJ)会長バウムガードナーの警告により削除)でも僕のブログがそれだけ破壊力を持つとは思わず、逆に上記のようにニンマリしたのだ。
36人のクビ切りの悪影響は早くもダイニングルームの閉鎖となって現れる。バーが煩いので大切な友人たちに会う時などはどうしてもダイニングルームを使う。これからは不便この上無い。経験を積んだ従業員たちが追い出されテンプの人間が慣れないサービスを担う。ただでさえサービスが落ちているのにGMは何を考えているのか分からない。会長と中村GMは組合との団交でも納得ある説明をせずに、「公益法人化」の馬鹿の一つ覚えだそうだ。解雇についても都労委から「慎重な態度」を求められていたのに強行する。抗議のビラ捲きは連日続ける予定だが、僕は5人程に配ったが持病の腰痛で立っていられなくなりダウン。情けないが皆さん頑張ってよ!と声援を送る他は無い。
台湾映画でアクションは久しぶりだ。それもカーチェイスや特殊効果をフルに使うから派手だ。クライマックスのNY行き航空機の仲での死闘は手に汗握る。
主人公は南署の新米刑事ウー・インション(マーク・チャオ)。チェン課長(タン・シーウェイ)の指示を聞かずに身を挺しの活躍で事件を解決するが署内では浮いた存在。今日も強奪された現金輸送車を追って屋根に飛び乗り犯人たちと死闘を演じ事件を解決したがチェン課長からは停職を命じられる始末。
もう一人の主役はマフィア・三連会のシュー・ダーフ(ホアン・ボー)は組織から足を洗い美人のガールフレンド、シャオチン(テリー・クァン)と幸せに暮らそうと考えた。組織の金を利用してダイアモンドの密売で大金を掴もうとする。ところが取引現場を得体の知れない武装集団に襲われ取引は失敗する。ウーは別の殺人事件を追って現場にやって来て武装集団と戦う。一緒に命からがら脱出したウーとシューには不思議な立場が刑事とギャングと言う敵同士ながら友情が芽生える。
秘かに開発された水素爆弾を凌ぐ大量破壊兵器を巡っての裏社会や台湾情報局などが絡んで来る。この刑事とギャングの不思議なコンビが愉快だ。飛行機がハイジャックされ大量破壊兵器をマラッカ海峡で爆発させようとする大型ジェット旅客機内での犯人グループとの死闘が凄い。二人の活躍で無事着陸した時はほっとする。台湾のスター、マーク・チャオと中国の人気コメディアン、ホアン・ボーの息の合った芝居は心地良い。それにウーに絡む謎の美女ファン役のAngelababyとシューの恋人テリー・クァンの美しいこと。台湾には美人が多い。
この映画は台湾でヒットしたTV番組で、TVディレクターのツァイ・ユエシュンが初めての長編映画の監督・脚本を任されている。
興を削ぐのは吹き替えウーの中尾明慶とシューの寺脇康文が下手なこと。セリフは棒読み、最初は素人がやっていると思った程だ。演出が不在なのだよなあ。JALやANAの機内映画の吹き替えの方が余ほどマシ。結構興奮するアクション映画だけに見るなら吹き替え版は止めて字幕版をお勧めする。
9月8日より丸の内東映他で公開される。
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