フォックスコンの中国工場で「iPhone5」生産停止
10月8日(ブルームバーグ):台湾系の富士康科技集団(フォックスコン)は5日、米アップルのスマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」を受託生産する中国・河南省鄭州の工場で操業停止を余儀なくされた。一つの工場の生産ライン従業員が経営側からの圧力に抗議してストを行った。同社は9月にも中国国内の別の工場の操業を停止していた。
事情に詳しい関係者2人によると、鄭州の工場の一つで、「アイフォーン5」の外装加工に従事する従業員が不満を爆発させ、2シフトで生産を停止した。フォックスコンは、生産チームおよび品質チームの間で問題が発生したと説明した。チャイナ・レーバー・ウォッチ(CLW、中国労工観察)によると、ストを起こした約3000-4000人はその後、仕事に復帰した。
アップルの広報担当、スティーブ・ダウリング氏は鄭州工場の操業停止に関するコメントを控えている。
フォックスコンの山西省太原の工場も先月、従業員2000人を巻き込む騒乱の影響で操業停止に追い込まれた。
原題:Foxconn Labor Disputes Disrupt IPhone Production forSecond Time(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:上海 Alexandra Ho aho113@bloomberg.net;台北 Tim Culpan tculpan1@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Michael Tighe mtighe4@bloomberg.net
更新日時: 2012/10/08 10:23 JSTニュース一覧
注目のセクション