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ヒロインのモデルは著名人の母!
2011年8月26日(金)
2011年10月スタートの連続テレビ小説「カーネーション」。だんじり祭りで知られる大阪・岸和田を舞台に、洋裁に情熱を燃やし、女手ひとつで3人の娘を育てたヒロインの奮闘記を描く。ヒロインのモデル となったのは、ファッションデザイナーとして活躍するコシノヒロコ、ジュンコ、ミチコの母で、自身もファッションデザイナーの草分け的存在である小篠綾子。
本作のように、連続テレビ小説で著名人の母がヒロインのモデルとなったのは3作品。それぞれに印象深いヒロインたちについて、おさらいしてみよう!
写真家・立木義浩の母がモデル
「なっちゃんの写真館」
写真家・立木義浩の母・立木香都子がモデルとなったのが、1980(昭和53)年に放送された「なっちゃんの写真館」。昭和初期の徳島を舞台に、男性上位の時代にカメラマンとなり、家庭と仕事を両立させ たヒロインの半生を描いた。
ヒロイン・西城夏子(役名)を演じたのは、星野知子。「夏子は魅力的な女性。私はこの番組を通じて、自分だけではとても味わえなかった、すばらしい人生を体験させていただきました」と語っている。ま た、ドラマの収録中、スタジオを立木母子が訪れるというエピソードも。モデルとなった香都子は「星野さんは魅力的な女性です。私はあんなに上品ではなかったわよ」と話し、セットをバックに星野と記念撮 影。そのシャッターを押したのは、もちろん義浩だった。
女優・黒柳徹子の母がモデル
「チョッちゃん」
1987(昭和62)年に放送された「チョッちゃん」は、トットちゃんこと黒柳徹子の母で、『チョッちゃんが行くわよ』などの作品を執筆した黒柳朝(ちょう)。1910(明治43)年生まれで、ドラマの放送時 は77歳だった。ドラマは北海道に生まれた北山蝶子(役名)が、東京の音楽学校に進学。天才バイオリニスト・岩崎要と結婚し、妻として、母として、持ち前の明るさと自由な精神で成長していく姿を描いた。
ヒロインを演じたのは、自らも北海道出身の古村比呂。「(朝さんは)型にとらわれない考え方をなさるところがとても好き。女の子がそのまま年輪を重ねていった感じがするんです」とモデルとなった黒柳 の印象を話した。一方の黒柳は「こんなにかわいい方が私を演じてくださるなんて、ほんとうにうれしく思います」と目を細め、「あなたらしい『チョッちゃん』を作り上げてくださいね」とエールを送ってい た。ちなみに、ドラマの最終回には行商のおばさん役で黒柳徹子が出演している。
作家・吉行淳之介、理恵、女優・和子の母がモデル
「あぐり」
新人の田中美里が演じるヒロイン・望月あぐり(役名)と狂言師の野村萬斎扮する夫・エイスケの個性的な魅力が人気を呼んだ「あぐり」は、1997(平成9)年に放送。作家・吉行淳之介、理恵、女優・和子の母、吉行あぐりがモデルとなった。ドラマの原作は、自身の半生をつづった著書『桃梅が実るとき』。岡山で少女時代を送り、15歳で結婚。文学を学ぶために単身上京していた夫を助けるために自らも上京 し、やがて美容師の内弟子となって美容院の開店を目指す姿が描かれた。
ドラマの放送時に行われた長女・和子との対談で「どこかの"あぐりさん"という感じで、自分のことではないみたい。だから気楽に拝見させていただくわ」と話したあぐりは、90歳にして現役の美容師と して活躍していた。
クランクアップの記念撮影。
左:名取裕子、中央:田中美里、右:吉行あぐり
ヒロインのモデルとなった実在の人物には、著名人の母のほかに、本人、妻、姉などがある。まず著名人自身がモデルとなった作品は、作家・林芙美子の一生を描いた「うず潮」(1964年放送)から始まり 、人気歌手・佐藤千夜子がヒロインの「いちばん星」(1977年放送)、脚本家・橋田壽賀子の自伝的作品「春よ、来い」(1994年放送)など多数。
また、著名人の妻をヒロインとした作品は「ゲゲゲの女房」(2010年放送)が記憶に新しい。ほかに、長谷川町子の姉を描いた「マー姉ちゃん」(1979年放送)や、作詞家、作家・なかにし礼が義母の半生を つづった小説が原作の「てるてる家族」(2003年放送)など、多くの実在の人物がドラマの登場人物として描かれている。
著名人の母をヒロインのモデルとした連続テレビ小説
番組タイトル 放送年
「なっちゃんの写真館」 1980(昭和55)年
「チョッちゃん」 1987(昭和62)年
「あぐり」 1997(平成9)年
残暑お見舞い申し上げます。
「著名人の母」で、記憶違いでなければ、「はね駒」のおりんちゃんは、東洋大学学長だった磯村英一氏のおかあさまがモデルだったと思うんですけど、違ってたらすみません。
調べりゃわかるけど、とりあえず。
(更紗)
投稿日2011年08月26日 17:30
確認しました。斉藤由貴さんがヒロインを演じた「はね駒」ですね。モデルは女性新聞記者の磯村春子さんで、磯村英一さん(元・東洋大学学長)のお母さんでした。確かに高名な方であります。どこまでが「著名人」か…う~む・・・
(アカイさん)
投稿日2011年08月26日 18:06
>どこまでが「著名人」か…う~む・・・
「著名人」っていう括りが万人共通じゃないっつ~か、そうだ、「おはなはん」だって「著名人の母」じゃん。
随筆家の林謙一さんのおかあさまでしょ。
でも今「林謙一」さんといってもわかんないだろうしねぇ~。
林謙一さんのご子息の「林秀彦」さんは「鳩子の海」の脚本家で、女優の冨士真奈美さんの元夫とか、あ、そんな情報はいらない?(笑)
ま、「著名人」って時代によって推移しますものね。
ところで「著名人本人」がモデルっていえば「オードリー」もですよね。
脚本家の大石静さん。
っていうか「オードリー」って字を見るとどうしても春日と若林が浮かんじゃう。
これも時代ですかねぇ~(笑)。
(更紗)
投稿日2011年08月26日 22:00
今朝ドラ見ながらふいに思ったんだけど、「著名人本人」って言ったら、第一作の「娘と私」がいきなり本人じゃ~あ~りませんか!(笑)
作家の獅子文六さんでしょ「私」ってぇのは。
アカイさん的には「確かに高名な方であります。どこまでが著名人か・・・う~む・・・」でしょうけど(笑)。
女性が主人公(つまりヒロイン)って第二作の「あかつき」からでしょ。
あ、違うか、第三作の主役が佐分利信さんだもんね。
ま、とにかく朝ドラは初っ端から「著名人」モノだったってことですな。
(更紗)
投稿日2011年08月27日 08:01
「オードリー」の主人公にモデルがいたとは知りませんでした(「オードリー」は、ぜひ再放送して欲しい朝ドラの1つです!)。
どうなのでしょう、モデルがいる方がドラマを作りやすいのでしょうか?
著名人をモデルとした1代記の方が、興味を持って観てくれるのでしょうか。
単純な私は「〇〇さんがモデルの朝ドラ」というだけで、「ドラマはフィクションが多いよ」と言われても、つい本当のお話のように観てしまいます(笑)。
関西人ですので、次回の「カーネーション」を楽しみにしています。
(omame)
投稿日2011年08月30日 06:31
リーインカーネーション、じゃないや(笑)、失礼しました「カーネーション」ですね。
主人公の糸子ちゃんが「(女子は禁制の)だんじりの大工方になりた~いっ!」っていうのは、「都の風」の悠(はるか)が「祇園祭の山鉾にのりた~いっ!!」っていうのと似ちょるなぁ~。
で、糸子ちゃんの母方の実家がセレブっていうかお大尽っていうのは、「ふたりっ子」の主人公・香子と麗子の母・千有希(ちあき)の実家が芦屋っていうのと被ってるなぁ~って思いました。
四姉妹っていうのは「ぴあの」とか「てるてる家族」か・・。
でも糸子ちゃんは長女だもんね。
あ、決して批判してるワケではありませんからねっ(笑)。
ただ、過去の作品を思い起こして、時代設定とかね、このドラマだったら大正末期だから「鮎のうた」とか「澪つくし」とかと同時代なのかぁ~って思ったりしてます。
(更紗)
投稿日2011年10月05日 21:28
カーネーションなかなか面白いですね。脇を固める女優陣も豪華ですね。
今日初めてタイトルの「カーネーション」の意味が分かりました。昨日までなぜカーネーションなのか?と考えていました。
今年は大河ドラマも朝ドラ・下期も「3姉妹」がキーワードですね。
大河ドラマは主人公が3姉妹。カーネーションは3姉妹の母。
(えびすこ)
投稿日2011年10月28日 13:25
チョッちゃんの岩崎要 役の世良さんファンでした。
再放送しないかなあ・・
(みさこ)
投稿日2011年12月29日 12:20