子どもの好きなスポーツ サッカーが人気10月8日 7時39分
10月8日は体育の日です。
子どもたちの好きなスポーツは何なのか、おもちゃメーカーが保護者を通じて調査をしたところ、サッカーの人気が高く、男の子ではほかを引き離して1位。
女の子でも水泳に次いで2位となりました。
この調査は、おもちゃメーカーの「バンダイ」が、ことし7月から8月にかけて、3歳から12歳の子どもがいる全国の保護者に行い、1500人が回答しました。
それによりますと、「子どもが好きなスポーツ」を挙げてもらったところ、男の子では約半数が「サッカー」を挙げて1位。
次いで「野球」が多かったものの19%と、「サッカー」には大きく引き離されました。
また、3位は「水泳」で18%、4位は「ドッジボール」で4%でした。
女の子では、1位は「水泳」で29%。
次いで「サッカー」の18%でした。
また、3位は「縄跳び」「バドミントン」「陸上」「体操」で、いずれも7%でした。
アンケートに寄せられた声では、人気の高いサッカーについて、男の子は日本代表や海外で活躍する選手に憧れて好きになるケースが多く、女の子は、なでしこジャパンがワールドカップやオリンピックで活躍したのを見て好きになるケースが多いということです。
調査したバンダイは、「サッカーや水泳などオリンピックで日本選手が活躍したスポーツの人気がやはり高い。野球は親が好きな影響で始めるケースが多い」話しています。
サッカーチームは入団希望増
東京・品川区の少年少女サッカーチームでも年々、入団を希望する子どもたちが増え、なでしこジャパンがワールドカップやロンドンオリンピックで活躍してからは、女の子からの問い合わせが急増しています。
小学校のグラウンドで練習しているこのチームのメンバーはおよそ60人、このうち7人が女の子です。
なでしこジャパンが活躍するにつれて、女の子の見学や入団希望者も増えています。
練習の内容は、男の子と同じ。
一緒になって、ドリブルやシュートの練習に声を出しながら励んでいました。
練習に参加した小学2年生の女の子は、「なでしこジャパンの試合をテレビで見て、サッカーをやりたいと思い、始めました。将来はオリンピックに出てみたい」と話していました。
指導に当たっているFCフェニックス品川の鳥谷部美紗コーチは、「私が小学生の頃は女の子はチームに1人しかいませんでした。サッカーの人気も高まり女の子も増えてとてもうれしい。頑張ってオリンピックを目指してほしいです」と話していました。
野球チームは人数が全盛期の半分ほど
一方、東京・品川区のサッカーチームと同じ小学校のグラウンドで練習している少年野球チームは、最近のサッカー人気に押されて、チームの人数が全盛期の半分ほどに減っていますが、野球好きの少年たちが熱心に練習に励んでいました。
現在、チームの人数は20人余り。
最も多かった十数年前は、40人を超える子どもたちがチームに所属していたということで、全盛期に比べると、人数は半分程度に減っています。
しかし、子どもたちは大きな声を出しながらキャッチボールやノックの練習に励んでいました。
練習に参加した男の子は「サッカーは蹴るだけですが、野球は打ったり投げたり、いろいろできて楽しい。もっとみんなに野球をしてほしい」と話していました。
また、指導に当たっている「睦クラブ」の油谷信一代表は「確かに最近はサッカーに押されて野球をする子どもの人数が減っているが、これからWBCがあり、野球も盛り上がると思うのでもっと子どもたちに野球を好きになってもらいたい」と話していました。
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