配給通帳その1



配給通帳は番号順に上から、
  1. 家庭用米穀通帳で、命の次に大切な通帳でした。
  2. 次が家庭用蔬菜(そさい)購入通帳で、ネギ、大根、白菜などの野菜の購入用でした。
  3. 三番目が家庭用酒類購入切符です。
  4. 四番目が家庭用燃料通帳で、その当時は電気コタツは未だ発明されて無く、東京の家庭で暖房といえば、唯一木炭や豆炭(練炭と同じ成分を小さい塊にしたもの)を熱源としたコタツだけでした。しかも購入にはこの切符が必要でした。

    薪の購入切符 戦前は都市ガス以外にプロパンガスなどは無かったので、ガスの来ていない家庭では薪で炊事をしました。薪の購入には薪用の切符、薪券が必要で、薪券1枚につき薪1束が購入できました。