びねがろん 前回ウデムシを放出しちゃったからには、やらないわけにはいかなくなってきた「世界三大奇虫」シリーズ。ウデムシ・ビネガロン(サソリモドキ)・ヒヨケムシがその3奇虫トリオなんだけども、今回紹介するのはサソリそっくりだけどそうじゃない。誰も知らない知られちゃいけない。その名もサソリモドキ(和名:蠍擬)と呼ばれる「ビネガロン」という生物のお話なんだ。

 ビネガロンは、体長数cmから10cmを越えるものもある比較的大型のクモ綱の生物。日本には九州南部から沖縄にかけてと八重山諸島に2種類存在するそうで、世界的には熱帯地方を中心に約70種いるという。
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 海外名「ビネガロン」は敵から攻撃されると尾の付け根からすっぱい液(酢酸)を噴射して威嚇するため、ビネガー(酢)からとってビネガロンと名づけられたそうだ。仮面ライダーの怪人みたいな名前だよね。この液体に触れると火傷のような炎症を起こすそうだ。
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 特徴的なのはちょっと劣化したサソリのようなハサミと長いしっぽ。6本の脚と長い触角を持っているように見えるため昆虫と誤解されやすいが、触角のように見えるのは実は長い前脚なんだそうだ。
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 前脚の第一対は体の前に出して触角のように用い、歩行用には後ろの3対を使うそうだ。肉食性で、主に昆虫や陸生の貝類を餌としている。石や倒木の下に隠れていることが多い。しかし共食いする性質があるため、一つの隠れ家には通常1匹しかいないという。
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卵を持ち歩くビネガロン
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卵から生まれたビネガロン
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ビネガロン映像




てことでこのおにいさんのこの虫の正体は、ハチじゃなくてビネガロンだったんだね。


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