「話ができるのはアタリマエ」−−そう思っていませんか? しかし、実は、それはとても不思議な、そして貴重な、ことなのです。
考え方のひとつの例・・・ |
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人々は物事を見るときに「ものの見かた(色眼鏡)」=〈パースペクティブ〉を使うと考えます。
例えば……このような物体があるとします。

これだけでは、「何か」分かりません。まあ、「何か、緑色をした、円柱状の物体」とでもいうか、なんというか、まあ、「物体」ですね。
しかし、そこに人が登場すると、人は、

〈パースペクティブ〉を通して物事に意味を与えます。しかし、もともとは「正体の知れない物体」に意味を与えているわけですから、次のようなことが起こります。

このように、〈パースペクティブ〉が人によって違いますから、物事の意味は人によって違ってきます。……同じ物体なのにね!!
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ここでの「物体」を、「誰かが言ったこと・書いたこと」に代えると、どんなことになるでしょうか? |
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