2012.10.9 05:04

楽天、投手コーチに尾花前横浜監督

 楽天・星野仙一監督(65)の来季続投が8日、分かった。球団からはすでに続投を要請され、この日までに決断した。さらに、就任3年目を迎える来季に向けて、球団も組閣を開始。古巣のオリックスに復帰する佐藤義則投手コーチ(58)に代わる新コーチとして、前横浜(現DeNA)監督の尾花高夫氏(55)が浮上した。

 昨季まで2年間、横浜で指揮を執った尾花氏は、ヤクルトでの現役引退後にロッテ、ヤクルト、ダイエー、巨人で投手コーチを歴任。卓越した指導法で強固な投手陣を作り上げてきた。

 3年連続のBクラスに終わった星野楽天は春先から故障者が続出。それでも若手を優先的に起用し、終盤までCS争いを繰り広げた。特に投手陣はD2位・釜田佳直(金沢高)やプロ2年目の美馬学(東京ガス)、高卒4年目の辛島航ら若手先発陣が台頭。エースの田中を中心とした投手王国を築きあげるために経験豊富な尾花氏に白羽の矢が立った。近日中に正式オファーを出すことになる。

 また、球団は今季最終戦となったこの日のロッテ戦後に田淵幸一ヘッドコーチ(66)、本西厚博外野守備走塁コーチ(50)、仁村薫2軍野手総合兼巡回コーチ(53)、広橋公寿育成チーフコーチ(55)の解任を発表。16日から始まる秋季練習に向けて、尾花氏以外の新コーチについても早急に後任人選を進めていく。

(紙面から)