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◆ソフトバンク0―3オリックス(8日・福岡ヤフードーム) オリックスの西勇輝投手(21)が8日、ソフトバンクとのシーズン最終戦(ヤフーD)でプロ野球76人目(87度目)のノーヒットノーランを達成した。松中への1四球のみの準完全試合。引退試合だった小久保を封じた。前田健(広島)、杉内(巨人)に続き今季3度目で、球団では95年の佐藤義則以来の快挙。完封も未経験の4年目右腕が、来季から指揮を執ることが発表された森脇浩司監督代行(52)の門出に花を添えた。
メモリアルデーに、西がまさかの偉業だ。被安打0で迎えた9回2死、松田を遊ゴロに抑えると、ナインからもみくちゃにされ、何度も頭を叩かれた。笑顔がトレードマークの右腕は、少しだけ複雑な表情を浮かべた。
「今日は(小久保の)引退試合だったので申し訳ないと思ったが…。喜んでいいのか分からなかった」。敵地のファンは、切れ味抜群の速球と変化球を操る右腕の快挙に沈黙。主役を奪った男は、ベンチ裏でようやく白い歯を見せた。
本気の勝負だった。前日(7日)に、新聞報道で小久保が「ガチで来い」と真剣勝負を望んでいることを知った。「プロの世界はそれが当たり前だと思っていたので、うれしかった。(捕手の伊藤)光さんのサインも本気だった」。引退試合では直球勝負が暗黙のルールだが、小久保に対した2、5、7回は切れ味抜群のスライダー、フォークを多投。さらに140キロ中盤の直球をコーナーに決め、完璧に封じ込めた。
屈辱をバネにした。4月28日の西武戦(京セラD)では6回3失点で2敗目を喫し、観戦した宮内オーナーから「きょうは腹が立ってます。西もひどい。野球をナメてるんじゃないの」と酷評された。8月9日には右肩痛で登録を抹消。目標だった1年間ローテ死守、規定投球回もクリアできなかった。チームも9月中旬から球団ワーストの12連敗を記録した。「何で手助けできないんだと…。申し訳ない気持ちでいっぱいだった」と自らを責めた。
だが、気持ちは来季に向かっている。この日、森脇監督代行が来季から新監督に就任することが発表され、記者会見が行われた。今季初の5連勝を手繰り寄せる大記録は、最高の就任祝いとなった。
「(森脇監督代行から)新しいスタートだよと言われたんで。今年は肩を痛めたので、来季はローテを守っていきたい」。チームは最下位でシーズンを終えたが、新体制で臨む来季は、若き右腕が引っ張っていく。
(2012年10月9日06時05分 スポーツ報知)
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