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同時受賞の英博士 山中さんたたえる10月9日 1時41分
ことしのノーベル医学・生理学賞の受賞者に、京都大学教授の山中伸弥さんとともに選ばれたイギリス・ケンブリッジ大学のジョン・ガードン博士は、ロンドン市内で記者会見し「山中さんの発見のおかげで私の研究への関心も高まった」と述べ、山中さんの功績をたたえました。
イギリス・ケンブリッジ大学のジョン・ガードン博士は、8日、ロンドン市内で記者会見を行い、「朝の8時半に研究室にノーベル財団から受賞の連絡があった。自分が受賞するとは思っていなかったので、間違って電話してきたのではないかと思った」と連絡が来たときの驚きを語りました。
そのうえでガードン博士は「私の研究は実用性に乏しいのではないかとみられて休眠状態だったが、2006年の山中さんの発見が私の研究への関心を再び高めてくれた。人の受精卵を使わずに細胞を初期化させてさまざまな細胞に変化させる新たな技術を生み出したことが彼の大きな業績だ」と述べ、山中さんの功績をたたえました。そして、ガードン博士は「けさは忙しすぎて、まだできていないが、山中さんには祝福のメッセージを送るつもりだ」と話していました。
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