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【スポーツ】

凱旋門賞 オルフェ 首差2着

フランス競馬の凱旋門賞で2着のオルフェーヴル(左)=パリのロンシャン競馬場で(ロイター・共同)

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 【パリ=共同】競馬の世界最高峰レース、凱旋門賞(2400メートル芝、GI)は7日、パリのロンシャン競馬場で行われ、昨年の中央競馬の三冠馬オルフェーヴル(4歳牡馬、池江泰寿厩舎=きゅうしゃ=)はクリストフ・スミヨン騎乗で首差の2着と惜しくも敗れ、日本馬初優勝は成らなかった。

 勝ったのはフランスの4歳牝馬ソレミア。オルフェーヴルと同じ厩舎のアヴェンティーノ(8歳牡馬)は17着だった。

 オルフェーヴルは昨年のクラシック3冠、有馬記念、宝塚記念を制し、海外GIに初挑戦した。最後の直線では自慢の末脚を発揮。トップに立ったが、ゴール直前でかわされ、「世界一」の称号を逃した。

 日本馬は1969年のスピードシンボリから、凱旋門賞に延べ14頭が挑戦。オルフェーヴルは99年のエルコンドルパサーと2010年のナカヤマフェスタが記録した日本馬最高の2着には並んだが、日本競馬界の悲願はまたもかなわなかった。

 オルフェーヴル 牡4歳。父ステイゴールド、母オリエンタルアート(母の父メジロマックイーン)の血統。生産牧場は北海道白老町の社台コーポレーションで、馬主は有限会社サンデーレーシング。GI3勝のドリームジャーニーを兄に持ち、中央競馬で昨年の皐月(さつき)賞、日本ダービー、菊花賞を制し、史上7頭目のクラシック三冠馬となった。昨年末の有馬記念、今年6月の宝塚記念も優勝し、GIは5勝。通算成績は16戦9勝(海外2戦1勝を含む)。馬名はフランス語で「金細工師」の意。栗東・池江泰寿厩舎(きゅうしゃ)所属。 

 

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