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最終更新:2012年10月8日(月) 19時19分

スケートリンク存続に匿名寄付1.3億円

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 フィギュアスケートの高橋大輔選手も練習した大阪府立のスケートリンクが財政難により存続の危機に直面しています。高橋選手らも存続を求めチャリティーイベントなどを行ってきましたが、今月、1億3000万円もの寄付が匿名で寄せられていたことがわかりました。

 今年7月、大阪府立臨海スポーツセンターで開かれたチャリティーイベント。高橋大輔選手は大学時代に拠点としていたこのリンクが存続の危機にあると聞き、募金集めに参加したのです。

 「ここに来られた方もそうですが、帰っていろんな方に宣伝して頂いて、少しでも良いので募金して頂けたらと思います」(高橋大輔選手)

 築40年の臨海スポーツセンターは老朽化のため耐震化工事が必要です。しかし、財政難の大阪府は工事に必要な3億円のうち半分しか負担できないとして、残りの1億5000万円を民間で工面できなければ3年後に廃止する方針です。

 年間を通じてスケートの練習ができる場所は大阪府内に4か所しかなく、リンクがなくなればスケートを続けられなくなる子どもたちもいるため、保護者らを中心に「支援の会」を作り、募金を集めているのです。

 「毎日練習してきているから、なくなったらすごく悲しい」
 「通年で練習できるリンクも少ないですし、皆ここが好きっていうのが一番大きいと思う」

 大阪府の松井知事は・・・

 「府民の皆さんには他のサービスで我慢頂いているところもあるわけですから、府民理解を得るには(工事費用の)半分は自分たちで用意して頂く」(大阪府 松井一郎知事)

 そんな中、思わぬ朗報が飛び込んできました。

 「数えましたね。本当に数えました。一、十、百、千、万と・・・」(臨海スポーツセンター支援の会会長)

 実は今月2日、「支援の会」の口座に1億3000万円もの匿名の寄付が寄せられたのです。「センターで練習する子どもたちの笑顔を守りたい」という内容のメールも届きましたが、寄付をした人物が誰かはわかっていません。

 「残り700万円弱集めないといけないですけど、これはなんとしてでも、石にかじりついてでもやり遂げたい」(臨海スポーツセン%?!<;Y1g$N2q2qD9!K

 これで集まった募金は1億4300万円となり、リンクは存続へ向け大きく前進しました。(08日16:51)

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