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【ゴルフ】池田勇太は最年少ツアー通算10勝2012年10月8日 紙面から
◇キヤノンOP<最終日>▽7日、神奈川、戸塚CC西C(7191ヤード、パー72)▽雨、気温17・8度、風速3・1メートル▽賞金総額1億5000万円、優勝3000万円▽60選手(うちアマ1人)▽観客1万3685人 池田勇太(26)=日清食品=が1年2カ月ぶりの復活Vで“ジャンボ超え”を果たした。1イーグル、3バーディー、2ボギーの69で回り、通算17アンダー。今季初&通算10勝目を初日から首位を守る完全優勝で飾った。26歳9カ月での10勝は、1973年のツアー制施行後では尾崎将司の27歳8カ月を抜いて最年少。賞金3000万円を獲得し、賞金ランクも2位に浮上した。石川遼(21)=パナソニック=は73と伸ばせず4位に終わった。 強い若大将が帰ってきた。最終18番。わずか20センチのウイニングパットを沈め、池田が胸をなで下ろした。「やっと勝てたね。いやぁ、長かった」。区切りの通算10勝目は初日から首位を譲らない完全V。昨年のサン・クロレラクラシック以来、1年2カ月ぶりの勝利に池田が笑みを浮かべた。 危なげなかった。2打リードで迎えた最終日。「初日から調子は良かった。いけるかなという感覚はあった」。5番のボギーで一度は手嶋に追いつかれたが、慌てることはない。7番で取り返し、圧巻は13番パー5。残り216ヤードから4番アイアンでピン左2メートルへピタリ。「あんなに寄るとは」と自身も驚くイーグルで勝負ありだ。同組で回った石川も「やはりスゴイ…」とうなる強さで逃げ切った。 09、10年と2年連続4勝。だが、昨秋、突然の不調に陥った。9月以降は10位以内が1度だけ。「原因? それが分かれば苦労しない」。ショットは曲がり、パットも入らない。「ティーに立つのが怖い」。6歳でゴルフを始め、初めて味わう恐怖。解決策は、やはり練習だった。オフは初の沖縄合宿で体幹を強化。「もっと飛ばしたい」と試合より15グラム重いドライバーを振り続けた。 「いつ勝てるのかと不安はあった。ただ、もう一度強い池田勇太を見せたかった」。苦難のすえの10勝目。26歳9カ月での到達は師匠・尾崎将の27歳8カ月を抜き最年少記録だ。21歳の石川も現在9勝だけに「すぐ抜かれるよ」と笑うが「ジャンボさんを、オレが抜いたのがうれしい」と胸を張った。 これで賞金ランクも2位に浮上。「11勝目はサッサといくよ。あと2勝ぐらいして『ここにあり』と示したい」。威勢のいい“勇太節”も復活。初の賞金王へ、ここからさらに加速していく。 (寺西雅広) PR情報
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