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【芸能・社会】韓国演歌の女王チャン・ユンジョン 10周年公演日本デビューに弾み2012年10月8日 紙面から
【ソウル関龍市朗】10日にシングル「うそつき太陽」で日本デビューする韓国演歌「トロット」の人気歌手チャン・ユンジョン(32)が7日夜、ソウルの世宗文化会館でデビュー10周年記念コンサートを開いた。韓国でも選ばれた歌手しか立てない大舞台で圧巻のステージを披露したチャンは「韓国や日本に関係なく、お年寄りが楽しめる文化をもっと広げたい」と力を込めた。 チャンは大人気のK−POPグループ「少女時代」と並び、韓国の人気歌手ランキングで2007年から5年連続でトップ5入り。“韓国のオペラハウス”といわれ、約3000人を収容できる大劇場で鍛え抜かれた歌唱力を会場の隅々まで響かせた。 6日から2日間、計3公演のステージでは「うそつき太陽」の原曲「花」やカップリング曲「チャンチャラ」、大ヒットしたデビューシングル「オモナ」などのトロットから、ポップス、ロック、バラードまで幅広いレパートリーをカバー。悲しい曲をしっとり歌い上げたかと思えば、アップテンポの曲では一緒に踊っているプロ顔負けのパワフルなダンスも。観客はジェットコースターに乗っている感覚で総立ちとなり、最後はダブルアンコールも沸き起こる熱狂ぶりだった。 恵まれたルックスに華やかな衣装替え、曲の合間のトーク力も抜群。だが「格好つけず、ありのままの自分を見せる」というチャン。舞台上では無造作に汗をふき、ドリンクを豪快に飲み、観客の声に大笑い。そんな姿がさらなる共感を呼ぶ。 チャンは「自分はトロット歌手だけど、ファンのために新しい文化、新しいジャンルを紹介する役目を持っている」と強調。関係者は「彼女は『チャン・ユンジョン』という新しいジャンルの歌手であり、アスリート」と表現する。 韓国歌謡界を代表する歌姫にふさわしい実力をみせつけ、日本デビューに弾みをつけたチャン。「世宗でのコンサート許可が下りたのはつい最近のこと。日本デビューの直前になり本当にラッキーと思ってる」と話す。一方で「トロット歌手というより、まず歌謡曲を歌っていることをきちんとアピールしたい。最初から急いで食べちゃうと胃もたれしちゃう(笑)」と冷静さもみせる。 既に日本を席巻しているK−POP勢の後を追う形だが「韓国に違う料理もあることを味わってもらえれば。K−POPの歌手は新人のアーティストも多いしジャンルも違う。韓国の文化を広げてくれた後輩を応援するけど、ライバルとして意識することはない」とキッパリ。 ギクシャクする日韓関係の中で「こういう状況でここまで来ていただくのは決心のいる判断だったと思う。ありがとうございます」と日本の報道陣に配慮も示したチャン。「自分にとっては挑戦。日本でも素晴らしい活動ができるようもっと頑張るので、温かい目で見守っていただきたい」と語った。 ◇チャン・ユンジョン 1980年2月16日生まれ。韓国忠清北道忠州市出身。ソウル芸術大学放送芸能科(演技専攻)卒。99年のガンビョン歌謡祭で大賞受賞。04年のシングル「オモナ」が大ヒットし、ソウル歌謡大賞・成人歌謡部門大賞など同年の音楽賞を総なめ。低迷していたトロット界の救世主として活躍中。168センチ。血液型B型。 PR情報
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