西武は投打ボロボロ状態でCSへ
2012年10月03日 16時00分
西武が2日のロッテ戦(西武ドーム)に3―5で敗れ、ついに力尽きた。中4日でスクランブル登板した先発の石井一久(39)が6回途中4失点KO。打線も中村剛也内野手(30)が9回に26号ソロを放って意地を見せたものの、打線のつながりがなくソロ3発だけで終戦した。
リーグVを逃した渡辺久信監督(47)は試合後、選手に「切り替えていこう」と声をかけたがチーム内からは悲観的な声ばかり。「中島の左脇腹はもちろん中村の左膝も良くはなっていない。横ばい状態。本当は2人とも休ませたいんだけど」とチーム関係者は顔を曇らせた。実際、中村はここ6試合で21打数3安打の1割4分3厘と、大ブレーキとなっている。
それでも3位ソフトバンクと2ゲーム差ということもあり「残り4試合、手を抜かずにいく」(首脳陣)と、最後まで満身創痍の主力選手たちを休ませるわけにはいかないという。7日のオリックスとの今季最終戦を終えると13日にはCS第1戦が待っている。
すでに栗山、片岡をケガで欠き、さらに中島、中村と主力は壊滅状態。ナインの1人は「日本ハムに勝つには吉川、ウルフをバントとか小技で揺さぶっていくしかない」と豪快な打ち勝つ野球では対抗できないという。先発陣も終盤の最短中3日でのスクランブル登板の影響で本来の調子とは程遠い状態。西武が投打ともボロボロの状態でCSに挑むことになった。
虎関係者がアニキの「新井イジリ」期待
「佑起用」で栗山ー吉井ラインにヒビ
原監督の逆境ゲキで逆転○
ホールトン〝狼少年〟の汚名返上
ヤクルト大迷惑?バレンティンのキング争い
佑ちゃんの役目は敗戦処理か中継ぎか