本紙と日本の毎日新聞が9月29日から10月1日にかけて合同で実施した「韓日合同世論調査」で、韓国・日本とも互いの国に対する親近感が、2002年のサッカー・ワールドカップ(W杯)韓日大会以降で最も低くなっていることが分かった。
相手国への親近感について、韓国人は日本に親しみを「感じない」(61%)が「感じる」(36%)を上回った。日本人も、韓国に親しみを「感じない」(48%)が「感じる」(47%)をやや上回った。韓日合同調査は1995年から6回実施されたが、日本に対する親近感は95年の26%から、W杯韓日大会直後の2002年7月には42%まで上昇したものの、08年には37%、今回は36%と徐々に低下している。一方、日本人の韓国に対する親近感も、1995年の36%から2002年7月には77%まで上昇したが、08年は50%、今回は47%まで下落した。
「最近の独島(日本名:竹島)をめぐる一連の出来事が韓日関係に悪影響を与えたと思うか」との質問には、韓国人の78%、日本人の71%が「そう思う」と回答した。「韓国と日本の歴史問題が韓日関係の障害になると思うか」との問いにも、韓国人の82%、日本人の71%が「そう思う」と答えた。だが「北朝鮮と中国を含め、北東アジアの安定のために、韓国と日本は連携を強化すべきか」との質問に対しては、韓国では「強化すべき」(50%)が「そうは思わない」(40%)を上回り、日本でも「強化すべき」(67%)が「そうは思わない」(25%)を上回った。
一方、韓国人に対し「日本と中国がサッカーで対戦したら、どちらを応援するか」を尋ねたところ「中国」(56%)が「日本」(15%)を大幅に上回った。これに対し日本では「韓国と中国がサッカーで対戦したらどちらを応援するか」との質問に「韓国」(60%)との回答が「中国」(11%)を大きく上回った。
この調査は、韓国では本紙がメディアリサーチに依頼し、10月1日に全国の成人1000人を対象にRDD方式(乱数番号方式)で電話調査を実施した。日本では毎日新聞世論調査センターが、9月29-30日に同じ方法で全国の成人986人を対象に実施した。双方とも最大許容標本誤差は、95%の信頼水準で±3.1ポイント。