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1914(大正3)年の創建時の壮麗な姿に戻された東京駅丸の内駅舎。かつて高層ビルに建て替える案もあったが、赤れんがの姿を愛する市民の後押しで、復元が決定。03年には国の重要文化財に指定された。
東京駅内部のパノラマ写真はこちら復元された丸の内駅舎の南北ドームでは、淡い卵黄色の壁に装飾された干支(えと)やワシの彫刻が、行き交う乗客らを見守る。
一新された東京ステーションホテル。バーでシェイカーを振る杉本壽さん(71)は、1959年から、旅人をもてなしてきた。「お客さまをお帰りなさいませ、と迎えたい」。レストラン「ブランルージュ」の松永克さん(38)は、「自分のホテルマン人生の全てをささげたい」。