'12/10/6
福屋竹原店が来年1月閉店
百貨店の福屋(広島市中区)が分店の竹原店(竹原市)を来年1月20日に閉店することが5日、分かった。消費の不振が続く中、地域で今後見込まれる人口減などを考えて判断したとみられる。
竹原店はJR竹原駅の北約350メートル。地元最大の商店街に隣接し、中心街の一角を占める。売り場面積は約445平方メートル。4階建てで1階は婦人服、2階はギフトや進物を販売してきた。
開業は1985年4月。同社は「長い間地元に愛されてきたが、将来予想される人口動向を踏まえ、経営効率を考えて閉店を決めた」と説明している。
数人の従業員は解雇せず、近隣の西条店(東広島市)や広島空港ショップ(三原市)に移る。
閉店後の建物は、総合建設業の創建ホーム(竹原市)が買い取る見通し。来年4月上旬、本社のほか、竹原支店、三原営業所(三原市)、建築本部(東広島市)を移し、集約する予定。
【写真説明】来年1月に閉店する福屋竹原店