'12/10/6
ヴェネツィア展、広島で開幕<動画あり>
「世界遺産ヴェネツィア展 魅惑の芸術―千年の都」が6日、広島市中区の広島県立美術館で開幕した。
広島県の湯崎英彦県知事、中国新聞社の岡谷義則社長、出展品を所蔵するヴェネツィア市立美術館群財団のデニス・チェッキン学芸員ら7人がテープカットし、開幕を祝った。
中世に地中海の覇者となり、海洋都市として栄えたベネチア共和国。千年に及ぶ激動の歴史と特異な風土が育んだ文化を、約150点の至宝で紹介する。
華麗なベネチア派絵画は、大半が日本初公開。創始者ジョヴァンニ・ベッリーニの「聖母子」は明るい色彩が、水の都の日差しを連想させる。ベネチアン・グラスの巨大なシャンデリアや貴族の衣装など、豪華なくらしを伝える品々も来場者を魅了していた。
中国新聞創刊120周年記念事業の一つで、広島県立美術館、中国放送、中国新聞社などの主催。11月25日まで。会期中無休。
【写真説明】ベネチアン・グラスの華麗なシャンデリアが来場者を魅了している「世界遺産ヴェネツィア展」(撮影・天畠智則)