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「原発さえなければ」酪農家が自殺 福島
福島・相馬市の50歳代の酪農家が、原発に対する不満を書いたメモを残して自宅近くの作業小屋で自殺していたことがわかった。
相馬市で11日、酪農を営んでいた50歳代の男性が自宅近くの作業小屋で自殺しているのを、訪ねてきたJAの職員が見つけた。男性の牛舎の黒板などには「原発さえなければ」「仕事をする気力をなくした」などと記されていた。また、他の酪農家に対して「原発に負けないで頑張ってください」とつづられていた。
この地区では、福島第一原発事故の後、原乳の出荷が約1か月間制限され、男性も厳しい経営状況にあったという。
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