海底地形>地形
 
 日本海は、サハリン、日本列島、ロシア沿海州、朝鮮半島にかこまれた海域で、中央部が海盆状に深く(最深部:3,796m、平均水深:1,350m)なっており、日本海の最も幅のあるラインは、北陸地方と沿海州を結ぶラインとなっています。
 東北地方沿岸域の海底地形は、信濃川や阿賀野川などの河川由来の堆積層で形成された、狭く長い大陸棚が発達しています。佐渡島から北方向には佐渡海嶺が伸び、その西側には広大な大和海盆が広がっています。
 北陸地方沿岸域の海底地形は、富山湾が急深な地形となっています。また、富山湾では多くの溺れ谷の地形がみられ、複雑な海底地形となっています。
若狭湾は入り組んだリアス式海岸となっており、複雑な海岸線となっています。
 中国地方沿岸域の海底地形は、深い大陸棚が発達していることが大きな特徴です。隠岐諸島東側には日本列島と平行に3列の大きな棟状地形が並び、その間には隠岐舟状盆地や東北地方の沖合から南へ伸びている大和海盆へつながっています。隠岐諸島から北側に伸びる隠岐海脚の先には、広大な対馬海盆が広がっています。

※海盆とは、円形ないし楕円状などの形をした海底の窪地。
日本海沿岸の地形
資料:第九管区海上保安本部
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