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2012年10月5日17時49分

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にわか衛星の電波キャッチ 開発の福岡工大、喜びに沸く

写真:にわか衛星の宇宙空間への放出成功を喜ぶ田中卓史教授(手前中央)や学生たち=5日午前0時46分、福岡市東区の福岡工業大拡大にわか衛星の宇宙空間への放出成功を喜ぶ田中卓史教授(手前中央)や学生たち=5日午前0時46分、福岡市東区の福岡工業大

 5日未明に宇宙空間に放出された超小型衛星「FITSAT―1」(愛称・にわか衛星)を開発した福岡工業大の田中卓史教授(情報工学)らの研究グループが同日、衛星が出す電波の受信に成功した。田中教授によると、これで衛星の機能が順調に働き始めたことが確認できたという。

 衛星からの電波は、放出から1時間余りたった午前2時すぎに福岡市東区の福工大のアンテナでとらえられた。その後も福岡上空を通るたびに受信し、機体の温度などのデータを得た。

 にわか衛星は、1週間近くかけて太陽電池の充電などをした後に二つの実験に挑む。従来の小型衛星よりも速く画像を送る高速通信実験と、夜空で機体のLEDをモールス信号の間隔で点滅させて地上にメッセージを送る実験だ。

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