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高速道路逆走 約7割が65歳以上10月6日 14時4分
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この2年間に高速道路を逆走した400人余りのドライバーのおよそ7割が65歳以上の高齢者で、そのうちの半数余りに認知症の症状があったことが分かりました。
警察庁はこうした運転手や家族に対し、運転免許証を自主的に返納するよう呼びかけることにしています。
警察庁によりますと、ことし8月までの2年間に高速道路を逆走したドライバーは合わせて447人に上り、このうち78人が事故を起こし、10人が死亡しています。
こうしたドライバーについて警察庁が調べたところ、65歳以上の高齢者が全体の68%を占め、そのうち半数余りの159人に認知症の症状があったことが分かりました。
逆走を始めた場所は、料金所付近が25%と最も多く、次いでインターチェンジが23%、本線上が20%などとなっています。
また、逆走した理由を尋ねると、「覚えていない」と答える人や「道を間違えた」と答えるものの、逆走していたという自覚はない人が多いということです。
警察庁は、高速道路での逆走は重大な事故に直結するおそれが高いとして、改めて注意を呼びかけるとともに、認知症などの症状が確認された運転手や家族に対し、運転免許証を自主的に返納するよう呼びかけることにしています。
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