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新潟 クマに襲われ2人けが
10月6日 12時15分

新潟 クマに襲われ2人けが
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6日朝、新潟県上越市で、男女2人が住宅の庭などで相次いでクマに襲われ、けがをしました。
クマは現在も逃げていて警察などが付近の警戒に当たっています。

6日午前6時半ごろ、上越市西松野木で、小山トヨ子さん(81)が自宅の玄関の前でクマに襲われ、顔などをひっかかれました。
クマはこのあと、およそ400メートル離れた別の住宅の庭に入りこみ、この家に住む浅野信介さん(55)の腕にかみつきました。
2人はけがをして病院で手当てを受け、命に別状はないということです。
クマは体長が1メートルほどで、現在も逃げているということで、警察や地元の猟友会などが行方を捜すとともに付近の警戒に当たっています。
現場は、上越市の中心部から10キロほど離れた、周りに畑などが広がる集落で、住民によりますと、クマが目撃されることはめったにないということです。
新潟県内では、ことしに入って今月5日までにクマの目撃情報が336件と、去年1年間の190件を大幅に上回っていて、すでに3人がけがをしています。
新潟県はこの秋は山林の木の実などが少なく、餌を求めて人里に近づくクマが増えるおそれがあるとして注意を呼びかけています。

“クマに馬乗りになられた”

クマに襲われた浅野信介さんは「逃げようとしたら転んでしまって、クマに馬乗りになられた。のどなどをかまれないように腕でクマを押さえていた。そのうち近所の人たちが棒などでクマを追い払ってくれた。本当に怖かった」と話していました。
また、現場を近くで目撃した男性は「気付いたらクマが人に馬乗りになっていた。最初は大きな犬かと思った」と話していました。
同じ場所でクマを目撃した別の女性は「気付いて見たら倒れた人にクマが食いついていた」と話していました。

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