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ロボットトラクターの実演 北海道
10月3日 0時21分

ロボットトラクターの実演 北海道
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農業の担い手不足が深刻化するなか、GPSを活用して無人のまま農作業ができるロボットトラクターの実演が北海道滝川市の農場で行われました。

実演したのは、北海道大学の野口伸教授が開発したロボットトラクターで、北海道滝川市の農場には農家や農協の関係者などおよそ350人が訪れました。
ロボットトラクターはGPSを搭載し、人工衛星からの電波で車体の向きや姿勢を把握しながら、あらかじめ入力した作業工程にそって動きます。
センサーも付いていて、トラクターの前に人などを発見すると、停止して衝突を回避する仕組みです。
実演は、人が乗り込んだトラクターと連携しながらの農作業も披露され、ロボットトラクターが畑を耕したあとを、有人のトラクターが秋まき小麦の種をまいていました。
農家の男性は「収穫や種まきの作業が重なると、自分のような家族経営では作業が追いつかないので、ロボットが農作業をしてくれると、作業が半分になるのですばらしい」と話していました。
北海道大学の野口教授は「ロボットトラクターは、勝手に動き出すとして、農家からは使いにくいという声があったが、今回のように一緒に作業をすることで、人間と協調できることが示せたと思う」と話していました。

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