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平成24年 新年ご挨拶 麻生太郎会長代行

  新年明けましておめでとうございます。平素より日韓協力委員会の活動にご支援とご理解を賜り、誠に有難く、厚く御礼申し上げます。 私は昨年1月に日韓協力委員会会長代行に就任し、4月には訪韓して李明博韓国大統領にも会長代行就任のご報告を申し上げてご了解を賜りました。

 日韓協力委員会は1969年発足以来40年以上の間、日韓両国にいかなる困難がある時でも毎年、韓国側と日韓協力のあり方について協議を重ねてまいりました。昨年は6月に東京にて「北東アジアの安全保障と経済協力」をメインテーマに「第47回日韓・韓日協力委員会合同総会」を開催し、訪日された韓日協力委員会代表団には首相官邸にて内閣総理大臣にもお会いいただきました。また11月には「第5回日韓次世代指導者交流事業」として日韓協力委員会代表団が韓国ソウルを訪問し、金滉植国務総理、金星煥外交通商部長官、与野党代表への表敬訪問並びに韓国国会議員との交流を積極的に行ってまいりました。

 日本と韓国は「近くて遠い国」でしたが、1998年、当時の金大中韓国大統領が日本文化開放政策を施行し、今まで韓国国内で禁止されていた日本の映画、音楽、小説、アニメ、漫画雑誌が幅広く開放、紹介されるようになりました。また2002年にFIFAワールドカップサッカーが日韓共同開催され、2003年には韓国ドラマが大ヒットして、既に台湾や香港で広まっていた韓流ブームが日本でも始まりました。そしてその韓流ブームは衰えることなく年々パワーアップして現在でも続いています。この10数年で日韓関係は政治、経済だけでなく、民間交流を通じてもとても「近くて近い国」になりました。

 韓国は日本にとってまさに基本的価値を共有する最も大切な隣国です。そして東アジアの平和と安定、繁栄のためには日本と韓国だけでなく中国を含めた日中韓三国の協力が極めて大事であると考えております。私は平成20年12月に福岡で開催された「第1回日中韓サミット」に議長として出席し、解放性、透明性、相互信頼、共益及び多様な文化の尊重という原則の下に未来志向で三国間協力を強化するとの力強いメッセージを発出いたしました。そして昨年は5月に「第4回日中韓サミット」が東京で開催され、首脳宣言の中で三国間協力の包括的かつ継続的な進展の確かな勢いに満足の意を表するとともに、未来志向で包括的な協力パートナーシップをより一層強化するという意思を共有しました。

 今年、韓国は選挙の年で、4月に国会議員選挙、12月に大統領選挙の実施が予定されており指導者が交代する年になりますが、たとえ韓国の指導者が交代しても日本と韓国はより一層成熟したパートナーシップ関係を構築して、更に明るい未来を切り拓いていかなければなりません。 日韓協力委員会は、今後とも日本のために韓国のために、そして東アジアの平和と安定、繁栄のために積極的に活動してまいります。本年も皆様方のご支援とご理解を心よりお願い申し上げます。

 平成24年元旦  





 日韓協力委員会会長代行 麻生太郎






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