3区は河村氏公認へ 安倍氏が総裁選後初帰郷
2012年10月6日(土)掲載
自民党総裁就任後初めて帰郷し、意気込みなどを語る安倍晋三氏=5日、山口県庁
自民党の安倍晋三総裁は5日、総裁就任後初めて帰郷し、山本繁太郎知事らへのあいさつのため山口県庁を訪れた。次期衆院選山口3区の公認問題について「すでに党本部で決定したこと」と強調し、現職の河村建夫選対局長を公認する考えを示した。
山口3区をめぐっては、党県連が県選出参院議員で総裁選に出馬した林芳正政調会長代理のくら替えを認めるよう党本部に要請。しかし、党本部はこれを認めない方針を県連に伝えた。
安倍氏は「谷垣総裁時代に議論があり結論が出た訳で、林氏も河村氏も納得いただいたものと理解している」と述べた。
また、県選出の高村正彦元外相を副総裁に起用した理由について、「高い見識と知見に敬意
を表している。中国との関係や外交安全保障についてプロ中のプロであり、副総裁に就任していただいた」と述べた。 河村氏の選対局長留任については、「次期総選挙に勝てるべき候補を地域の実情を分析しながら対応を考えていただいた」と実績を強調した。
県内でもデフレや円高などの影響で半導体関連工場の閉鎖など雇用の場が失われている現状を示し、「1次産業、2次産業、3次産業それぞれが競争力を持って活力を取り戻していけるように政治の力、リーダーシップを発揮しなければならない」と述べ、政権奪還へ向け意気込みを示した。
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