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米有力紙 竹島ルポ記事を掲載
10月6日 7時32分

米有力紙 竹島ルポ記事を掲載
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アメリカの有力紙、ワシントン・ポストとニューヨーク・タイムズは5日、韓国政府の案内で島根県の竹島に上陸して取材した記事を掲載し、「島は韓国によって行政管理され、日本が領有権を主張している」と説明したうえで、島の住民や警備隊の様子などを紹介しました。

このうちワシントン・ポストは、一面と国際面に写真つきの記事を掲載し、発信地は「トクト・竹島」として、日本側と韓国側が主張する呼び方を併記しています。
記事は竹島について、「韓国によって行政管理され、日本が領有権を主張している係争中の島」としたうえで、今回の取材は「韓国政府が自国の主張を強調するために、外国人ジャーナリストを案内したものだ」と説明しています。
島の様子については、住民は漁師とその妻の2人だけであるにもかかわらず、45人の警備隊員が駐留し、韓国の通信会社3社が携帯電話のサービスを提供しているなどと紹介しています。
また、警備隊員は「命をかけて島を守る」と強調する一方、「日本の経済発展や勤勉さを尊敬しているし、日本人はよい人たちだ」と話していたと伝えています。
一方、記事では、日本の外務省報道官が「ソウルから竹島に行けば、日本と韓国の国境を越えたことになる」として今回の訪問に反対する見解を示したと紹介されており、東アジアで各国の対立が深まっている背景には、国内の政治状況やナショナリズムの高まりがあると分析しています。
また、ニューヨーク・タイムズも、島の様子や警備隊員の話を交えて国際面で記事を掲載しています。
韓国政府は4日、外国のメディアから要請があったとして、およそ10人をヘリコプターで竹島に上陸させており、今回の記事はそのときの取材に基づいたものとみられます。

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