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February 27, 2006

夜市徹底攻略【完全版目次】

夜市徹底攻略【完全版目次】

夜市徹底攻略【はじめに】


台北市


士林夜市 夜市編
評価:★★★★★★★★★☆9点
MRT捷運淡水線「剣潭」駅

饒河街夜市
評価:★★★★★★★★★☆9点
MRT捷運板南線「後山碑」駅、台湾鉄道「松山」駅

景美夜市
評価:★★★★★★★★☆☆8点
MRT捷運淡水線新店方面「景美」駅

公館夜市
評価:★★★★★★★★☆☆8点
MRT捷運淡水線新店方面「公館」駅

師大夜市
評価:★★★★★★★★☆☆8点
MRT捷運淡水線新店方面「台電大樓」駅

華西街夜市
評価:★★★★★★★★☆☆8点
MRT捷運板南線「龍山寺」駅

士林夜市 美食広場編
評価:★★★★★★★☆☆☆7点
MRT捷運淡水線「剣潭」駅

寧夏路夜市
評価:★★★★★★★☆☆☆7点
MRT淡水線「中山」「雙連」駅

南機場夜市
評価:★★★★★★☆☆☆☆6点
MRT板南線「西門」「小南門」「龍山寺」駅

通化街夜市(臨江街夜市)
評価:★★★★★★☆☆☆☆6点
MRT捷運木柵線「六張犁」駅、板南線「市政府」駅

遼寧街夜市
評価:★★★★★☆☆☆☆☆5点
MRT捷運木柵線「忠考復興」「南京東路」


台北県


基隆廟口夜市
評価:★★★★★★★★★☆9点
台湾鉄道基隆行き終点「基隆」駅

板橋南雅夜市
評価:★★★★★★★★★☆9点
台湾鉄道「板橋」駅

三重三和路夜市
評価:★★★★★★★☆☆☆7点
MRT淡水線「民権西路駅」駅からバス、タクシー

淡水河邊夜市
評価:★★★★★★★☆☆☆7点
MRT淡水線終点「淡水」駅

永和楽華夜市
評価:★★★★★★★☆☆☆7点
MRT捷運中和線「頂渓」「永安市場」

鶯歌南雅路夜市
評価:★★★★★★☆☆☆☆6点
台湾鉄道「鶯歌」駅

樹林夜市
評価:★★★★☆☆☆☆☆☆4点
台湾鉄道「樹林」駅

新莊夜市
評価:★★★★☆☆☆☆☆☆4点
MRT板南線「西門」「新埔」からバス、タクシー

中和興南観光夜市
評価:★★★★☆☆☆☆☆☆4点
MRT捷運南勢角線終点「南勢角」駅

中和枋寮街夜市
評価:★☆☆☆☆☆☆☆☆☆1点
MRT中和南勢角線「永安市場」駅


桃園


中歴新明夜市
評価:★★★★★★★☆☆☆7点
台湾鉄道「中壢」駅

桃園観光夜市
評価:★★★★★★☆☆☆☆6点
台湾鉄道「桃園」駅


新竹


新竹城隍廟夜市
評価:★★★★★☆☆☆☆☆5点
台湾鉄道「新竹」駅

新竹花園観光夜市
評価:★★★★☆☆☆☆☆☆4点
台湾鉄道「新竹」駅

新竹清大夜市
評価:★★★★☆☆☆☆☆☆4点
台湾鉄道「新竹」駅


宜蘭


宜蘭羅東夜市
評価:★★★★★★★☆☆☆7点
台湾鉄道「羅東」駅

宜蘭東門夜市
評価:★★★★★★★☆☆☆7点
台湾鉄道「宜蘭」駅


花蓮


花蓮溝仔尾夜市
評価:★★★★★★☆☆☆☆6点
台湾鉄道「花蓮」駅

花蓮自強路夜市
評価:★★★★★☆☆☆☆☆5点
台湾鉄道「花蓮」駅

花蓮南濱観光夜市
評価:★★★★☆☆☆☆☆☆4点
台湾鉄道「花蓮」駅


台中


台中逢甲夜市
評価:★★★★★★★★★☆9点
台湾鉄道「台中」駅

台中豊原夜市
評価:★★★★★★★★☆☆8点
台湾鉄道「豊原」駅

台中東海夜市
評価:★★★★★★★☆☆☆7点
台湾鉄道「台中」駅

台中中華路夜市
評価:★★★☆☆☆☆☆☆☆3点
台湾鉄道「台中」駅


彰化


彰化永楽街夜市
評価:★★★★★☆☆☆☆☆5点
台湾鉄道「員林」駅

彰化員林夜市
評価:★★★★☆☆☆☆☆☆4点
台湾鉄道「員林」駅


南投


南投埔里第三市場夜市
評価:★★★★☆☆☆☆☆☆4点
南投県埔里鎮


雲林


雲林斗六夜市
評価:★★★★★★★★☆☆8点
台湾鉄道「斗六」駅


嘉義


嘉義文化路夜市
評価:★★★★★★★★☆☆8点
台湾鉄道「嘉義」駅

嘉義家楽福夜市
評価:★★★★★★★☆☆☆7点
台湾鉄道「嘉義」駅


台南


台南武聖夜市
評価:★★★★★★★★☆☆8点
台湾鉄道「台南」駅

台南大東夜市
評価:★★★★★★★★☆☆8点
台湾鉄道「台南」駅

台南花園夜市
評価:★★★★★★★★☆☆8点
台湾鉄道「台南」駅

台南小北観光夜市
評価:★★★★★☆☆☆☆☆5点
台湾鉄道「台南」駅

台南の夜市紹介


高雄


高雄瑞豐夜市
評価:★★★★★★★★☆☆8点
台湾鉄道「高雄」「左営」駅

高雄六合夜市
評価:★★★★★★★☆☆☆7点
台湾鉄道「高雄」駅

高雄光華夜市
評価:★★★★☆☆☆☆☆☆4点
台湾鉄道「高雄」駅

高雄鳳山中華街夜市
評価:★★★★☆☆☆☆☆☆4点
台湾鉄道「鳳山」駅

高雄自強夜市
評価:★★★★☆☆☆☆☆☆4点
台湾鉄道「高雄」駅

高雄忠孝夜市
評価:★★★★☆☆☆☆☆☆4点
台湾鉄道「高雄」駅

高雄十全夜市
評価:★★★☆☆☆☆☆☆☆3点
台湾鉄道「高雄」駅

高雄文横夜市
評価:★★★☆☆☆☆☆☆☆3点
台湾鉄道「高雄」駅


台東


台東四維夜市
評価:★★★★★★★☆☆☆7点
台湾鉄道「台東」駅


屏東


屏東瑞光夜市
評価:★★★★★★★☆☆☆7点
台湾鉄道「屏東」駅

屏東夜市
評価:★★★★★★☆☆☆☆6点
台湾鉄道「屏東」駅

屏東墾丁観光夜市
評価:★★★★★☆☆☆☆☆5点
屏東県墾丁


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February 26, 2006

夜市徹底攻略【はじめに】

台湾の代名詞と言ってもいいぐらいPower溢れている夜市。
初めて台湾を訪れた時に行った夜市の雰囲気が気に入って以来、自分の足で数々の夜市をまわってきました。

先日、日本人旅行者が一番注目する台湾の観光地として「夜市」と「台北101ビル」が選ばれました。
このように「夜市」は台湾を代表する文化であり、同時に日本人旅行者にとって一番注目されている観光スポットとなっています。

PeaceTaiwanの「台湾の夜市徹底攻略」では、台湾全土から選び抜かれた各地を代表する夜市を徹底的に攻略しています。
1週間に1つの夜市をまわったとしても1年以上の期間が必要ですので、自分のお気に入りの夜市を探して行ってみてくださいね。

今回、夜市を攻略するにあたり参考にさせていただいた書籍が戸外出版社の「台湾夜市吃透透」です。
2001年発刊と情報が少し古いのが難点ですが、夜市の歴史的背景や人気のお店、地図など必要な情報が詰まっていますのでとっても役に立ちました。



参考資料:
夜市:戸外出版社「台湾夜市吃透透」
地図:電子地図網
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February 25, 2006

士林夜市 夜市編


台湾の夜市を語る上で欠かすことのできない最高峰に君臨する士林夜市。
台湾に来る日本人観光客は誰もが訪れる台湾で最も有名な夜市です。

約一世紀前、シティージャングルや水族館のある通り「基河路」を中心に農産物や貨物の取引で栄え、そして、1909年、大南路にある「慈誠宮」というお寺の周辺に屋台が出始め、夜市となりました。

時の経過とともに士林夜市の商圏は拡大の一途をたどり、現在では陽明戯院や吉野家、KFC、ミスタードーナッツがある「文林路」、たくさんの商店が並びメインの通りになっている「大東路」、飲食屋台が多い「安平街」を含む全域を士林夜市と呼び、2002年11月には剣潭駅前に美食市場(正式名称:士林臨時市場)がオープンされ今もなお発展し続けている夜市です。

●夜市ドリーム
一見すると夜市の屋台は安い料金で手の込んだ食べ物を売っていて本当に儲かるのだろうか?と思う人も多いと思いますが、台湾ではこういう言葉がよく聞かれます。「賣吃的最好賺」つまり「食べ物を販売することが一番儲かる」と言われています。

夜市の最高峰、士林夜市で成功するということは市場を制することにもつながりますので、他地域で有名になった屋台や人気店舗が一攫千金を夢見て士林夜市に進出してくる傾向があります。実際、屋台で成功するとサラリーマンの十倍以上の収入を得ることができるので、夜市ドリームを夢見て士林夜市には出店希望者が後を絶たない状況が続いています。

●CityJungle(シティージャングル)
シティージャングルは2002年頃に開業された「Holidayカラオケ」「ペットショップ」「衣類、雑貨屋」「音楽スタジオ」「フォトスタジオ」「占い」「マッサージ」「ゲームセンター」「飲食店」などが入った複合施設です。

週末になると周辺にゲーム屋台がたくさん出現し、夜市の一部と化しますが平日は比較的閑散としています。ぶらぶらするだけでも時間を潰せるので時間に余裕のある方は是非足を運んでみてください。


シティージャングルの外観
週末は周辺にゲーム屋台をはじめ飲食屋台が大量に出店されていますので、できれば週末行に行ったほうがにぎやかで楽しいです。


1F:衣類雑貨エリア

 
音楽スタジオと占い横丁
「音楽スタジオ」では999元でプロの人にレコーディングしてもらいCDに焼いて持って帰れます。「占い横丁」にはたくさんの占いブースがあります。日本語が通じる占い師が多いので興味ある方はどうぞ。

 
ペットエリアとゲームコーナー
1F「ペットエリア」は犬、猫をはじめ爬虫類や昆虫まで扱っています。B1「ゲームセンター」は敷地面積が大きく、みんなで遊べるゲームが多いのが特徴。B2には「ゴーカートコーナー」がありますが、旅行者はわざわざ台湾に来てまでゴーカートしなくてもいいですよね。


■メインストリート 大東路

 
士林夜市のメイン通り「大東路」には、屋台と店舗を合わせると約300店以上ものお店があります。その中でも注目しておきたいのが路上で勝手に商売をしている人たちです。彼らは路上販売許可を得ていませんので、警察に見つかると罰金が科せられます。警察が巡回に来たのを夜市の入り口付近の監視役がチェックした後、合図を仲間に出すと路上販売している人たちは一斉に売り物を隠し、あたかもなにもなかったかのようにしている様子は必見ですよ。大東路は士林夜市で最も規模の大きいメインの通りなので必ず行くようにしてください。

右の写真は2005年に台湾で学生を中心に爆発的に流行った日本でおなじみの「ガチャガチャ」の専門店。以前は1店もありませんでしたが、流行とともにこのような店舗が急激に増えました。

 
「涼圓」の屋台
大東路の屋台は全て違法で入れ替わりが激しいため、詳しく紹介しても仕方がないのですが、この「涼圓」という食べ物の屋台を見つけたら是非食べてみてください。ぱっと見、どんな食べ物かわかりませんが、中はあんこ系の甘い食べ物で、その周りにゼラチンでプルプルっとゼリー状に固めてあります。食感はもとより、中のあんことマッチしていてとてもおいしいデザートです。


■屋台集中エリア1 大南路

 
文林路側から歩いて行き、吉野家を通り越したとこにあるのが写真の大南路入り口。
他に比べて狭いこの道の前半は主に服飾関連の店舗がメインで後半は飲食店舗がメインになっていて、地元の学生が士林夜市で一番好むエリアです。

地図に記載している入り口付近にある右側の小道「小東街」は50元からチャーハン、ヤキソバ、定食類が食べれるおいしい料理店が数軒あるので地元人には人気がある通りです。また、地元人に大人気の小龍包を大きくしたような食べ物「原上海生煎包」が入り口付近にあります。

右の写真は大南路の後半部分で、ちょうどメインストリートの大東路と交わる地点で、少し先には士林夜市の発祥の地である「慈誠宮」があります。飲食店舗では饒河街夜市で有名な「福州胡椒餅」、員林夜市から来た台北で数十店舗構える有名ミニ鍋料理店「三媽臭臭鍋」、ドリンクスタンドでは台北駅周辺で伝説の珍珠奶茶として学生に大人気の「傳奇茶坊」の士林店があります。「慈誠宮」周辺には「阿亮麺線」をはじめ人気屋台がたくさんあります。

 
「原上海生煎包」
大南路前半にある人気店「原上海生煎包」の生煎包はまさに本物の味で一口噛むと肉汁が溢れ出ます。1個10元で肉包と菜包の2種類が選べます。

 
「合興」(氷デザート)
もともと湯圓と呼ばれるおもちを使ったデザートやあずき系のデザートが有名な屋台ですが、夏場はカキ氷系のメニューも大人気。写真の抹茶アズキかき氷は本場京都の氷にも勝るとも劣らない味で、あずきと白玉がとてもおいしく抹茶シロップも他店と比べ味がしっかりしていました。たった70元でこれだけの味が楽しめるのであれば安いものです。

 
「福州胡椒餅」
饒河街夜市で有名な「福州胡椒餅」は肉マンを釜で焼き上げた珍しい食べ物。1個40元と高めの値段設定ですけど、カリカリとしたパンの部分と中の肉を食べたらお腹いっぱいになります。おいしいと言う人と普通と言う人、賛否両論の味付けなので自分の舌で試してください。

 
「三媽臭臭鍋」
員林夜市で紹介している90元から激安でお腹いっぱいになるミニ鍋料理専門店の「三媽臭臭鍋」士林店。90元でご飯もセットになっていてとってもリーズナブル。学生に大人気のお店です。


「傳奇茶坊」
学生の間で超ウマイと評判の珍珠奶茶が飲める「傳奇茶坊」士林店は向かい合わせになっています。ちなみにこの「傳奇茶坊」の台北駅近くにある本店ではいつも大行列ができていて、30分待ってやっと珍珠奶茶が買える超有名店です。

 
「阿亮麺線」
士林夜市の発祥の地「慈誠宮」前にある有名屋台「阿亮麺線」の麺線は25元と格安で中には腸とイカみたいな食べ物が入っています。(西門町で麺線を食べた方は行かなくても大丈夫です)


■屋台集中エリア2 文林路101巷口、ミスタードーナッツ士林店前


文林路の陽明戯院(映画館)を中心に周辺にはたくさんの屋台が並んでいて、士林夜市の中でも超激戦区の為、有名人気店が揃っていますので紹介していきます。

美食広場にもある巨大鶏の唐揚「豪大大鶏排」本店屋台、タピオカや愛玉を使ったデザートで有名な「王記青蛙下蛋」本店屋台、小龍包を大きくしたような肉まんの元祖「上海生煎包」、台北ではめったにお目にかからない「河粉煎」、12元と激安な揚げパン風の食べ物「蔥油餅」、他にもキノコ、しめじの唐揚や蒸しポテトのチーズかけ、インド風肉巻きなどさまざまな有名屋台料理があります。2005年12月にミスタードーナッツが屋台エリアの向かい側にできたので目印にしてください。

 
「上海生煎包」
元祖「上海生煎包」の屋台は既に35年の歴史をもち、週末になると行列ができる有名屋台。(元祖と書いたのはあまりにも模範店が多すぎる為)士林夜市ではこの屋台が正真正銘の上海生煎包店だが、大南路の上海生煎包もおいしい。値段も1個10元と格安なので是非食べてください。

 
「河粉煎」
河粉煎は台北では少ない食べ物で、主には南部でよく見かけます。ふわふわの食感は食べた人しかわからない味で、中には肉が入っていてソースをかけて召し上がります。特に人気のある屋台ではありませんが、ここでしか食べることができないので貴重な食べ物です。

 
「青蛙下蛋」本店屋台
カエルのマークでお馴染みの青蛙下蛋は今となってはどこの夜市でも見ることができる有名店で、この屋台が総本店の屋台となります。歴史は古く、青蛙下蛋の本家にこだわる人は是非こちらの屋台で買いましょう。タピオカや緑豆を中心としたデザートにピーナッツやミルクなどをトッピングしたものや、名物の愛玉デザートも人気の品です。

 
「蔥油餅」
蔥油餅は揚げパンみたいだけど揚げパンとは違う味なので説明しにくい食べ物です。1個12元卵を加えると20元と格安なので食べてみてください。

 
「豪大大鶏排」本店屋台
美食市場にも支店のある豪大大鶏排の創業店はココ!特大の鶏唐揚を丸かじりして食べます。常に行列ができているのですぐにわかりますよ。説明無用の人気店!!!

 
「阿里巴巴的廚房」
豪大大鶏排の隣にある屋台が「阿里巴巴的廚房」。ここのインド風肉巻きは屋台料理としては70元で高価ですけど、写真のように中にはたくさんの具が入っていておいしいのでお勧めです。

 
「三兄弟豆花」
最後のしめのデザートに最適な基隆夜市に本店のある三兄弟。写真の「雪花冰」はミルク味の氷を極薄スライスしたもの。好みでタピオカやピーナッツなどをトッピングできます。

おまけ:安平街にある30年以上の歴史を持つ老舗の超人気カキ氷店
 
「辛発亭」
オリジナル地図の安平街(青い線)上にあるのが、30年以上の歴史を持つカキ氷店の老舗「辛発亭」数十種類のオリジナルカキ氷がほとんど50元均一で食べることができます。写真はピーナッツ味とコーヒー味。コーヒー味は下にミルク氷が入っていて、その上にコーヒー味の氷が重なっています。メニューが多くて選ぶのに迷いますが、是非お気に入りのフレーバーを見つけて注文してください。未知なる味があなたを待ち受けています。


士林夜市までの交通

電車:
MRT淡水線淡水行き又は北投行きに乗り台北駅から5駅目の「剣潭」駅下車後、正面に士林夜市美食広場があります。

バス:
MRTのほうが便利ですのでそちらを使いましょう。
どうしても、バスで行くのなら台北駅から310、220、260等がありますが、中山北路山側のバス停に到着するので移動が少し不便です。

タクシー:
道路事情にもよりますが、台北駅から20分以内、料金200元前後です。


評価★★★★★★★★★☆9点

台湾最高峰の夜市で知名度、集客数でここを上回る夜市は存在しません。比較的高い料金設定と人が多すぎて歩きづらい事を除いては、とても評価できる夜市です。申し分ありません。

士林夜市徹底攻略地図
士林夜市オリジナルマップ
食べ物中心なら「屋台集中エリア」へ、買い物したければ「安平街」「大南路」へ。
特にツアーで行く人は余計な場所で時間つぶしているともったいないので、地図を参考にして観光してください。

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February 24, 2006

士林夜市 美食広場編

士林夜市 美食広場編


MRT淡水線「剣潭」駅前の美食広場
主に食べ物屋台が集まったフードコートであり、看板には今だ臨時の文字が残る。


台湾の夜市を語る上で欠かすことのできない最高峰に君臨する士林夜市。そのエリア分けされている中で一際目立つ存在なのが剣潭駅前の美食広場。この美食広場は2002年に完成された臨時の建物です。なぜ臨時かと言うと、もともとシティージャングルの裏側の位置に美食広場がありました。

昔の士林夜市の美食広場を知る人は想像できるかも知れませんが「汚い」「臭い」「不衛生」に付け加え、士林夜市の発展に伴い商圏が拡大したことによる人の流れの変化を理由に土地所有者から立ち退きを要求され、移動を余儀なくされました。当初、2年間かけてもとの美食広場を新しくする予定があったみたいですが、4年経過した現在も剣潭駅前で営業しているとこを見ると、このままの位置で続いていきそうです。

 
美食広場の通路と屋台の熱気
中央の通路から入っていき、お目当ての屋台を見つけましょう。


美食広場の2006年のトレンドとしては、主に数種類の食べ物屋台がメインになっていて、雑貨、娯楽系の屋台は減少傾向にあります。人気屋台は昔から安定した人気がありますが、新興の屋台は人気屋台に囲まれ苦戦を強いられますので「アイデア」「価格」「味」「希少性」で勝負しないと生き残れません。

以前はいろいろな種類の屋台があったのですが、競争激化でやむなく撤退していった屋台がたくさんあります。そうしたチャンスに賭けるよりも人気店の模範して客を奪い取ろうという経営者が増えてきたので、現在の美食広場ようにわずか数種類の食べ物屋台が中心となっています。つまり、客側としては選択肢が少なくなりましたが、経営者側からすると売れ筋の料理を提供したほうが売り上げの安定につながるそうです。

 
士林夜市と言えばコレ!!!「豪大大鶏排」
美食広場に到着すると行列が目に付きますので一目で「豪大大鶏排」の店がわかります。「豪大大鶏排」の鶏排は士林夜市の名物にもなっている程人気があり、行列が途絶えない屋台として有名です。かなり大きな鶏排は1人で食べきれないと思いますので友達と一緒に食べてください。(ちなみにこちらは支店になり、本店は士林夜市にあります。)

 
創業35年を迎える老舗「林記大餅包小餅」
「林記大餅包小餅」は写真では解り難いのですが、左側に見える上げパン風のお菓子をクレープ皮の上で砕いた後、フレーバーを加えて包みあげたお菓子です。フレーバーは8種類あり、一番人気の花生(ピーナツ)がお勧めです。サクサクっとした歯ごたえの大餅包小餅は小さいように見えてけっこう満腹になりますのでその場で食べるよりも、テイクアウトして家やホテルでお腹の空いた時に食べるほうがいいですよ。ちなみにこの大餅包小餅は他夜市では販売していなく、士林夜市オリジナルなのでとても貴重な食べ物と言えるでしょう。

 
最近は人気が衰えてきた士林名物の台湾風甘味ソーセージ「香腸」の屋台
「士林香腸」かつて士林夜市で人気のあった香腸ですが、最近は人気も停滞気味です。写真のように超特大ソーセージには圧倒されますね。小切りにして売ってくれますので、女性にもお勧めです。味のほうは意外と甘く、日本にはない不思議な味ですよ。(香腸は「通化街夜市」が有名です。)

 
漢方系スープで健康に!「十全排骨」
美食広場の後ろの位置にたくさんある排骨系の店。漢方系のスープを中心とした店ですが「魯肉飯」「鶏肉飯」などのご飯系もメニューにあります。漢方と言ってもにがい味などしなく、意外と濃くてあっさり系の味でおいしいです。排骨系の店は基河路と合わせると十数店舗ある人気料理ですので是非味わってください。右の写真は名物の十全排骨60元と雞腿排骨80元です。(排骨スープで有名な夜市は他に「饒河街夜市」があります。)

 
台南名物をアレンジした「官財板」
台南名物である官財板。(官財とは棺桶の意味)棺桶が食べ物のネーミングになっいる不思議な食べ物。本場台南では中にはクリームシチューが入っているものしか売っていませんが、商売上手な台北人はそれを改良し、中になんでも入れてしまっています。台南人曰くクリームシチュー以外は偽物だそうです。味のほうですが、揚げたパンがさくさくしていておいしいので日本人にも合いますよ。

 
美食広場で唯一の小龍包「蘇杭湯包」
美食広場で唯一の小龍包が売っている店がこちら。他にも蚵仔煎や肉圓が売っています。写真は蘇杭湯包と肉圓。形に均一感がなく皮も厚めで完璧とは言えない蘇杭湯包ですが、50元という値段からすると満足度は高いのでお勧めです。

 
お土産に最適なお菓子「爵林花生糖」
こちらも長い歴史を持つ士林美食広場の名物「花生糖」。花生糖はピーナッツのお菓子で日本人の口に合います。下手にパイナップルケーキを買うぐらいならこの花生糖をお土産にしたほうが喜ばれると思います。

 
個人的にお勧めの屋台がメインゲート右手前にあるこ「紅油抄手」(ワンタン麺の店)
「紅油抄手」のワンタン乾麺は辛子ありとなしが選べます。細麺とワンタン、そして秘伝のタレで絡めた味は天下一品ですよ。この組み合わせは夜市料理としては意外と珍しいので貴重です。湯麺がスープありで、乾麺がスープなしですので注文する場合は気をつけてください。夏はスープなしのほうが食べやすくお勧めです。

 
「泰式咖哩屋」(タイ式カレー店)
「泰式咖哩屋」のタイ式カレーはタイ本場の少し甘くて濃厚な味を再現しているのでよく行きます。写真の鶏肉タイカレーセットで60元という値段も士林夜市の中では安い分類に入ります。

 
食べ物屋台で一番多いのが「蚵仔煎」をメインとし「天婦羅」「花枝庚」「臭豆腐」などを販売している複合屋台です。模範店が多すぎてどこが本場かわかりません^^


30年以上の歴史がある老舗で食べてきましたので、こちらの料理を紹介します。


「蚵仔煎」(カキのオムレツ風甘ソースかけ)
台湾を代表する夜市名物と行っても過言ではない「蚵仔煎」は野菜とカキを卵と片栗粉をオムレツ風に仕立てた後、甘ソースをかけた食べ物です。(「寧夏路夜市」「板橋南雅夜市」でも紹介していますので参考にしてください。)


「花枝庚」(イカ、パイナップル、野菜などをあんかけスープに絡めた料理)
イカと野菜炒めにあんかけしたトロミのある料理です。イカが大きいので食べ応えありますよ。士林夜市美食広場で人気の料理です。


「臭豆腐」
名前の通り、台湾で有名な臭豆腐。臭いと思うかもしれませんが、揚げた臭豆腐は臭くないばかりか、そのカリカリした食感は癖になる人も多いとか。先入観は捨てて是非食べてみてください。


「天婦羅」
天婦羅は日本のてんぷらから名付けされた由来がありますが、物はてんぷらとは違います。揚げたての食感はサクサク、プニプニしていて、弾力性のあるおやつみたいな食べ物です。(天婦羅の発祥地で有名な「基隆廟口夜市」の記事の中で紹介しています。)


☆★☆デザート☆★☆

 
士林夜市の名物デザート「泡泡冰」
美食広場の顔として、中央入り口最前列の一番よい場所に店を構えているのは「泡泡冰」の店です。フレッシュドリンクメニューも充実していますので選ぶのに一苦労!泡泡冰は「屏東夜市」でも紹介している通り、アイスクリームまではいきませんが固くて濃いシェイクです。フルーツを始め、たくさんのメニューの中から味が選べますので食べてみてください。屋台のメニューには写真も付いていますので中国語が話せなくても注文しやすいです。ちなみに創業店がこの反対側にある店で、写真の店が模範店みたいですがどちらもおいしので気に入ったほうを選んでください。

 
激ウマ!フルーツカキ氷の店「楓林」
各種フルーツのカキ氷、フレッシュドリンクを扱っているお店。士林夜市で最初に綿綿冰(フルーツを使って作った氷を使ったカキ氷)を始めた店とおおきく看板に書いています。その自信はまんざらでもなく、ここのマンゴーカキ氷は激ウマ。マンゴーを使って作られた氷を極薄にスライスし、その氷の上にマンゴーをたっぷりのせ、さらに練乳をかけて完成。この食感は癖になりますよ。某有名マンゴー氷店よりもおすすめです。^^

 
士林夜市発祥、各地に支店を持つ有名デザート店「青蛙下蛋」
カエルのマークでお馴染みの青蛙下蛋は今となってはどこの夜市でも見ることができる有名店で、本店屋台は士林夜市にあります。タピオカや緑豆を中心としたデザートにピーナッツやミルクなどをトッピングします。

ざっとメインの屋台料理を紹介してきましたが、100店以上集まっている割にはバラエティに欠けますよね。年によってもトレンドの変化があり、新興屋台は入れ替わりが激しいので美食広場に行って自分の目と舌で確かめてきてください。


士林夜市までの交通

電車:
MRT淡水線淡水行き又は北投行きに乗り台北駅から5駅目の「剣潭」駅下車後、正面に士林夜市美食広場があります。

バス:
MRTのほうが便利ですのでそちらを使いましょう。
どうしても、バスで行くのなら台北駅から310、220、260等がありますが、中山北路山側のバス停に到着するので移動が少し不便です。

タクシー:
道路事情にもよりますが、台北駅から20分以内で到着します。


評価★★★★★★★☆☆☆7点

台湾の夜市を理解する上で必ず行っておきたい場所。士林夜市全体的に言えることですが、他の夜市よりも値段が高く設定されているのがマイナス点です。さらに付け加えると美食広場は屋台が多い割にバラエティさが欠けていることが残念でなりません。しかし、有名店が揃っていて台湾に初めて訪れた観光客の方は必ず満足できると思いますので是非行ってみてください。

日本人観光客が1日に数百人、週末にもなると千人以上も訪れるという数字が表すとおり、台北観光コースに必ず入っている有名な夜市です。お店側のスタッフも日本人慣れしており、必ずと言っていいほど日本語が通じたり、日本語メニューが置いてありますので言葉の心配は一切しなくていい便利な夜市です。

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February 23, 2006

饒河街夜市

饒河街夜市

 
松山駅前、慈祐宮隣のメインゲートの様子

台北市信義区にある饒河街夜市の周辺は大昔、近くを流れる川を利用して、貿易、商業の街として栄えましたが、鉄道の発展と時代の変化により衰退し、その跡地を利用するように1987年から饒河街観光夜市として始まりました。

松山火車站から徒歩3分で行くことのできる台北で2番目に有名な夜市であり、日本人観光客も毎日数百人来ています。駅を挟んで反対側には「五分埔」という服の問屋街があり、一度に夜市と問屋街の両方を楽しめるエリアです。台北101ビルを含む三越などがある信義区エリアからバス、タクシーで約10分と旅行者でも行きやすい場所にあります。

饒河街夜市の特徴としては通りの中央に屋台が出ていて、全長600mの2本の道ができています。屋台が約140店、それに両側の実店舗を合わせると、約400店もの店が集中していますので、往復して見て回るだけでもかなり楽しめます。

 
常に行列のできる有名屋台「福州胡椒餅」
松山駅前の「慈祐宮」と呼ばれる大きな寺の隣にある入り口から入ると、いきなり行列が目に付きます。それが「福州胡椒餅」と言う、釜で焼き上げたカチカチの饅頭系の食べ物です。好みが分かれる味ですが、日本ではお目にかかることのできない食べ物なのでチェックです。

 
他の夜市では見られない屋台や店舗がいっぱい
夜市の両脇には10元ショップ、靴屋、マッサージ屋、食べ物屋、ゲームセンターなんでも揃っています。その中でも注目してほしいのが、他の夜市には少ない食べ物の屋台や奇妙なアイテムを売っている屋台。写真のように100元投売りセールはどこでもありますが、魚屋や変な玩具が売っていたりするので自分の目で確かめてください。

 
夜市の産毛剃り
他の夜市では産毛剃りを見たことがありませんが、饒河街にはきちんとあります。日本で出版されている台湾を紹介している雑誌には、よく台湾の文化としてこの産毛剃りが掲載されています。糸を使って産毛を抜き、肌を綺麗にするといったものですが、怖くてしたことありません。台湾土産に経験してみてはどうでしょうか。

 
原住民の名物、猪肉ステーキ
南部でよく見かける猪肉の屋台が饒河街にありました。

 
お気に入りの豆花のお店
メインゲート付近、向かって左側に豆花の店があります。決して有名な店ではありませんが、とろけるような豆花の味は保障いたします。とにかくうまくて安い!!!管理人お勧めのお店です。(1碗25元)


慈祐宮側の入り口から入り、少し歩いて行ったとこに「大腸麺線」の店舗があります。この店あまり目立っていないのですが、常連客が多い店です。


「大腸麺線」
その名の通り、大腸が入った麺で、とろりとしたスープに極細麺と大腸がみごとにマッチしています。


「油飯」
ここの油飯がうまい!と投稿がありましたので掲載しました。油飯とは日本で言うもち米を使った炊き込みご飯です。少しもちもちした食感と味のしみ込んだご飯がおいしいです。

 
饒河街夜市の駅と反対側の入り口の様子。
慈祐宮側の入り口から入った場合はここで折り返すことになります。

 
「臭豆腐」
反対側の入り口の側にある臭豆腐の店。カリっと揚げた臭豆腐はおいしいですよ。


饒河街夜市一番人気の「藥燉排骨」と「魯肉飯」
饒河街夜市の中で一番有名な食べ物は「藥燉排骨」です。夜市のちょうど中央に2店舗あります。「藥燉排骨」とは骨付き豚肉を秘伝の漢方と一緒に長時間煮込み、スープにしたもので、健康に良く、美味しいのでお勧めの一品です。饒河街のご当地名物なので必ず食べるようにしてください。


「程班長牛肉麺」
藥燉排骨の屋台から少し歩いたとこにある「程班長牛肉麺」という屋台の牛肉麺も饒河街夜市の名物です。


「大鶏排」
中央あたりにある「大鶏排」屋台は40元で特大の鶏排(鶏の唐揚)が食べることができます。


この屋台の特徴は香辛料の味を選べること。写真の下のほうに写っているのがトッピング用の香辛料。


饒河街夜市までの交通

電車:
台湾鉄道「台北」駅から基隆方面の1駅目「松山」駅下車すぐ。台北→松山18元
MRTを利用する場合、板南線昆陽方面「後山碑」駅から徒歩約15分で五分埔側へ着きます。 

タクシー:
MRT捷運「市政府」駅からタクシーで約10分、料金は100元程度で行けます。

バス:
311藍、605、625、256、276、306、28、53、63、203、205、611(政治大学行き)


評価:★★★★★★★★★☆9点

台北市内の夜市では一番バランスが取れていて、何度行っても飽きないような最高の夜市と思います。個人的には観光客だらけで物価の高い「士林夜市」よりも、バランスの良い「饒河街夜市」のほうが好みです。

昼は信義区の台北101ビルや新光三越、ワーナービレッジ見物、午後に五分埔で買い物をし、夜に夜市で食事、マッサージなどといったコースもお勧めです。足つぼマッサージ屋も3店舗ぐらいありますので、わざわざ遠出しなくてもここで済ますことができます。

ほぼ満点を付けたい饒河街夜市の唯一の欠点は交通。現地人なら問題ないとこですが、旅行者は交通機関を利用しないとたどり着くことができないので言葉がわからなかったら不便です。便利なタクシーを使って行きましょう。


饒河街夜市地図

饒河街夜市地図
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February 22, 2006

華西街夜市

華西街夜市


いかにも歴史のある門構えをしている華西街夜市の入り口

西洋の外国人がまず台湾に来たら、必ず行く夜市でもある「華西街夜市」。その魅力とは近くにある龍山寺への参拝ついでに夜市を楽しめること。華西街夜市の中には中国の伝統的な芸術品を扱う店や、非常に珍しい蛇料理やリーズナブルなマッサージ屋、そして地元民向けの伝統のあるお店が多いことが関係しています。

夜市としての存在感は非常に高く、客層はなんと老人中心の夜市です。朝から晩まで周辺にはお店がたくさんあり、いたるところに老人がたむろしています。なざかと言うと、この地域は歴史のある建築物がまだ多く残っており、古くから同じ姿のままの住宅がたくさんあり、そこに老人が住んでいるからです。その現地住民に付け加え、龍山寺を訪れる観光客も後を絶たなく、毎日人で溢れかえっています。

夜市のメインである「華西街」の中に入っていくと距離的には短いものの、たくさんの珍しい蛇料理などのお店があります。蛇肉スープ、蛇のエキスドリンクを飲んだことがありますが、おいしくともまずくもなく、なんとも言えない味がしました。値段は少々高めですが、いい思い出になると思いますので蛇料理にチャレンジしてください。華西街夜市はこの華西街を指すのですが、最近では華西街と交差している広州街のほうが屋台が多くにぎわっている為、このエリアを含めた全体を華西街と呼ぶようになりました。

余談ですが、ここら一帯は大昔、娼婦の町として栄えたみたいですが、台北市の条例発足後、廃れて現在にいたります。MRT龍山寺出口の横断歩道を渡った裏通りには今も少し面影が残っていますので興味ある人は歩いてみてください。

 
華西街夜市の中の様子と広州街の屋台街
龍山寺の通りを華西街の方へ真っ直ぐ歩いていけば広州街の屋台街ですが、今ではこのエリアを含めて全て華西街と呼んでいます。平日でも異常なにぎやかさがあり、行く人を飽きさせません。

華西街の蛇料理


ドクヘビの店
って書いてあるけど、誰が好んで食べるのか???


蛇のエキスドリンク
家にあったら恐いですね。


ヘビの血ドリンク
かなりグロいです。カプセルはなんでしょう?


蛇肉スープ
蛇のエキスドリンクよりよっぽどおいしかったです。

広州街の屋台街

 
魷魚{火庚}で有名な兩喜號
1921年に開店し、既に90年近くの歴史があるお店。以前は広州街にありましたが、龍山寺のMRTそばに移転したみたいです。魷魚{火庚}と呼ばれるイカと野菜のあんかけスープが有名ですが、写真の幹麺(スープなし味付け麺)や燙青菜(ゆで野菜)もおいしいのでお勧めの店です。

 
「龍都冰果店」:台北市広州街168号 TEL:(02)23083223
龍都冰果店は日本の雑誌でもよく紹介されている有名なカキ氷店です。カキ氷の他にも豆腐デザートである豆花、小豆ぜんざいなどメニューがとても豊富です。龍山寺を参拝した後、広州街を歩いていくとすぐに見つかります。入り口には日本の雑誌の切り抜きなどが貼ってあるので目印にしてください。

 
台中豊原夜市の名物「排骨麵」が華西街で食べれます。
台中豊原の名物である排骨麵の店が龍都冷果店のすぐ隣にあるのでチェックしておいてください。ここの排骨麵は台北ではめったに食べられない味です。

 
超BIGな大腸(米腸)の屋台
大腸(米腸)は腸の皮の中にもち米を入れて蒸したり焼いたりした食べ物。中は米が入っているのでけっこうお腹いっぱいになります。ましてやこの超巨大な大腸を食べたら他の料理は食べられなくなるので注意。

 
いつも行列のできる老舗デザート「懷念愛玉冰」
数十年前から営まれており、歴史のある老舗デザート屋。食感のよい愛玉は屋台で食事をした後のしめに最適。胃にもたれないあっさりした愛玉のゼリーは1碗30元です。

 
出来立てアツアツのお菓子「麥煎餅」
広州街の奥のほうにある屋台に麥煎餅が売っています。台北ではあまり見かけない珍しいお菓子です。1枚作るのに10分ぐらい必要で、出来立てアツアツを食べることができます。カステラパンのような生地に包まれているのはピーナッツとゴマのフレーバー。焼いた時にそのフレーバーが溶けて砂糖のようになり甘みが増します。甘党の方におすすめです。(1切れ20元)

 
鴨のスープ屋台「鹽采鴨」
鴨の肉と塩スープで十分に煮込んだスープがこの屋台の名物。鴨肉のほかに野菜が入っているスープはあっさりとまでいきませんが、そこまで塩分が強くなく、おいしくいただけました。場所は広州街のちょうど真ん中の右側に屋台街があり、前から3つ目の屋台です。(1碗50元)

 
カエルスープが飲める屋台は台北でもここだけ!?
さすが華西街・・・蛇ときたら次はカエルです。台北では他に見たことのないような屋台がこの華西街夜市には存在します。中国ではよく食用カエルが売っているみたいですけど、台湾でカエルはあまり受け入れられないでしょう。昔、日本で食べたことありますが、鶏肉みたいでおいしかったです。場所は「鹽采鴨」の屋台のすぐ傍です。(1碗65元)

広州街だからこそできる変わった屋台

 
刀を売っている骨董品屋台とハンガー屋台
初めて見た時は目を疑いました。刀をメインに売っている屋台ですが、一体誰が買うのでしょうか?ハンガーの屋台も不思議な存在。布団もかけられるハンガーらしいです。

 
エロ系DVDと大人の玩具屋台
華西街・・・ほんとに怖いぐらいなんでもありです。看板には原版(本物)DVD100元と書いていますが、明らかにコピーDVD。しかも超大量のAVが並んでいました。そして極めつけが大人のおもちゃ屋台。18禁屋台です。

 
魔法のほうきと実演販売
魔法のほうきを実演していました。誰も見物客がいなかったので、なんだか寂しそうでした。右の写真はおばちゃんがラジコンの実演販売をしていました。棒をパンパン叩きながら安いよ安いよと叫ぶ姿は威勢がいいです。


交通

電車:
MRT捷運藍線で土城方面行き、「龍山寺」駅下車徒歩5分。台北駅からは2つ目の駅です。

バス:
234,0西、30福、310などたくさんあります。龍山寺下車後すぐ。

タクシー:
台北駅からタクシーで行って10分以内(100元以内)なので非常に便利です。


評価:★★★★★★★★☆☆8点

龍山寺は台北において、本当の意味で地元住民の生活が見られる唯一の場所です。一人で行っても非常に探検していて楽しめるエリアの中に夜市があります。また、ここの料理は他の夜市では見ることのできないようなエグいものも多く、蛇料理やカエル料理などは必見です。長年続いている老舗屋台も多く、そのような屋台の常連客は2,30年通いつめている老人たち。平日でも毎日にぎわう活気のある夜市です。夜市のみなら30分〜1時間で十分ですけど、周辺を見回るのであれば、所要時間2時間は必要です。

MRTの駅を出て「龍山寺」のある広州街を右に曲がって1本目の通りを左に曲がると「西昌街夜市」という夜市もあります。龍山寺、広州街、西昌街などが集まるこのエリア全体が華西街なので是非全部周ってください。きっと新しい発見があるはずです。
(2006年9月:平日でも安定した人気があり、毎日人で溢れています。老舗の人気屋台が頑張っているので7点から8点に昇格しました。)

華西街夜市地図
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February 21, 2006

通化街夜市(臨江街夜市)

通化街夜市(臨江街夜市)

 
通化街夜市の基隆路側正面入り口の様子。

台北市大安区に位置する「通化街夜市」(2001年に「臨江街夜市」に改名されましたが、現地の人には以前の「通化街夜市」の名前のほうが浸透しています。)「臨江街」一帯が夜市と化していて、直線状に延びています。

基隆路側のメインの入り口周辺にはペットショップが数店あり、反対側にはケンタッキー、正面にはマクドナルドがあります。夜市のメインゲートをくぐってすぐの場所に食べ物屋台がたくさんあり、真っ直ぐ歩いて行くと雑貨、服飾エリアへ突入。そして、さらに真っ直ぐ歩いて行くと、また食べ物屋台のエリアとなります。

 
通化街夜市の入り口付近は屋台や路上販売の人、そして夜市に来る人でごったがえしています。


「梅花香腸」
入り口付近にある有名?屋台が「梅花香腸」。香腸は台湾風ソーセージで味が日本と全く違っていて、甘くてジューシーなのが特徴です。通化街夜市は香腸が有名で、たくさんの香腸屋台があります。実は一番有名な香腸の屋台が通化街にある「紅花香腸」なんですけど、「梅花香腸」のように模範した店が有名になるケースもあります。ここの香腸のトッピングは16種類あり、1本30元です。

 
「QQQ豬血糕」
同じく、入り口付近に夜市であまり見かけなくなった定番の食べ物である豬血糕の屋台があります。豚血糕は字のごとく豚の血を固めた食べ物で聞こえは気持悪そうですが、実はもちもちしていておいしいんですよね。きな粉をかけて食べるので賛否両論ありますが、はまる人ははまります。(1つ25元)

 
「胡家米粉湯」
通化街で香腸と並んで有名な屋台が約40年の歴史を持つ「胡家米粉湯」です。米粉湯(ビーフンスープ)は名前の通りビーフンが入っていているスープですが、細いビーフンではなく、太い麺を使っているのが特徴でコンソメ風のスープと白いビーフンが見事にマッチしています。写真左が麺線、右が米粉湯です。(1碗30元)


「東京鉄板焼」
ガイドブックにも載るような鉄板焼きのお店。台湾風鉄板焼きは価格もリーズナブルですけど、味のほうもそれなりにリーズナブルです。^^ それにしても、なぜ東京なのかがわからない。謎である。

 
通化街側の入り口
住む場所によってはこちらが入り口になる人もいますが、旅行者はほとんど基隆路側から入ってくるので、こちらは裏門になります。隣に揚げパンなどを売っている店(写真右)がありますが、ここの「豆漿」(豆乳ドリンク)は地元人に有名。濃すぎずさっぱりしすぎない味が他店とは違うのでお試しあれ。

 
「台南意麺」
通化街の裏門付近にある老舗台南意麺の「乾意麺」(秘伝のソースで味付けしたスープなしの麺)は地元人の間では有名な一品です。(1碗35元)

 
「愛玉之夢遊仙草」
台北市通化街56號,
TEL:(02)2706-1257

臨江街と交差する通化街にはたくさんのデザート屋、そして地元で有名な食べ物屋があります。中でも「愛玉之夢遊仙草」は知る人ぞ知る有名店。ここの愛玉(その果実を加工させ、無味で硬めのゼリーにレモン汁などをかけて食べるデザート)仙草(食感の良い、黒色の漢方系ゼリー)豆花、そして選べるトッピングに+写真のミルクを注いで最高にスウィートなデザートの出来上がり。仙草ミルク氷は激ウマです!


通化街夜市(臨江街夜市)までの交通

電車:
MRT捷運木柵線「六張犁」駅、板南線(藍線)「市政府」駅から徒歩で行くことも可能。目的地までの所要時間は約20分です。

バス:
625,1,207,284,292,258,611の「三興国小」下車すぐ。
師範大学からは羅斯福路に出てから公館方面のバス停で1番のバスに乗れば行けます。(所要時間15分程度)政治大学からは611番で夜市の前を通るので便利です。(所要時間約40分〜)

タクシー:
この夜市は近くにMRTの駅がないので、タクシー利用が一番便利です。
MRT「市政府」駅の信義区エリアから約5分。


評価:★★★★★★☆☆☆☆6点

夜市として見てみると、知名度こそあるものの、交通が少し不便ということと、激ウマご当地料理の種類が少ないということで、総合評価は普通の夜市並になっています。しかし、日本の芸能人は台湾に来たらなぜかこの夜市での撮影を好む傾向にあり、V6や渡辺真理奈がここで雑誌や番組の収録をしていました。

信義区の101ビルがあるエリアから近いので、ハイアットホテルへ宿泊した場合は徒歩で行けます。有名な夜市なので旅行者にもお勧めですが、通化街夜市へ行くなら「士林夜市」「饒河街夜市」を選んだほうが規模的に楽しめるでしょう。通化街夜市はどちらかと言うと地元人を対象とした夜市なので閉店時間も12時過ぎと早いです。
 
MRT木柵線「六張犁」、板南線(藍線)「市政府駅」から地図を片手に歩いてこれない距離ではないので、街歩きが好きな人は是非徒歩で行ってみてください。

通化街夜市地図

通化街夜市(臨江街夜市)地図
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February 20, 2006

南機場夜市

南機場夜市

 
「南機場夜市」の入り口とその様子。
入り口は中華路二段307巷と無名巷の交差する場所にあります。

この南機場の「機場」とは日本語で「空港」の意味を表します。その名前の通り、日本統治時代、現在の松山空港である北機場と並び、この付近には南機場があり、主に軍事用の空港として使用されていました。時代の移り変わりと共に閉鎖された後は国営住宅地となり、外部からの人口流入にあわせて夜市ができ、発展していきました。

南機場夜市は中華路二段の307巷から315巷の小さな通りも含めると100店以上の店舗型の店と屋台があり、夜市のメインの通りである「無名巷」は主に屋台中心で構成されており、307巷〜315巷までの5つの小さな通りには店舗型の店があります。

 
有名な雞肉飯のお店「小徳張」
米糕と呼ばれる南部で有名なもち米で炊き込んだご飯の料理と写真の雞肉飯(20元)が人気のお店。奥にあるのがあっさり味の排骨湯です。他にも油豆腐などの小皿料理もあり、どれも満足できる味ですのでまずはこの店から食べてみてください。南機場夜市の入り口にあるので目立っています。

 
4種類から選べる「上海生煎包」
生煎包の店としては珍しく豚肉+葱、野菜+きのこ、豚肉+野菜、豚肉+コーンの計4種類から選ぶことができます。1つ10元と格安な上、5つ買うと1つおまけで無料になるのでついついたくさん買ってしまう人も多いみたいです。入り口を入ってすぐ右手にお店があるのですぐにわかります。

 
「大排擋」
店長のお兄さんは活気があって好印象の店で、しかも料理が激安!!!魯肉飯が15元、肉の角煮ご飯が35元、ヤキソバが25元、各種スープが一律20元でした。写真は鶏腿飯と蘿蔔湯(大根スープ)。入り口から入って左手側にお店があります。

 
カキのネギ和えフライ
南部では有名な料理であるカキのネギ和えフライがメインの屋台ですが、他のメニューも選んで揚げてもらえるので好きな材料があれば一緒に揚げてもらってください。カキのネギ和えフライは台北ではあまり食べることができないので試してください。(1つ35元)

 
夜市中央あたりにある「蒸餃子 酸辣湯」の屋台
ここの「蒸餃子」はなんと10個で30元と格安。安い割には味のほうもしっかりしていて、プリプリの皮と中の具がマッチして美味しかったです。タレもこの屋台オリジナルの油をベースにしたものを使っていて、普通の醤油をつけるだけの他店と違い、専門店のこだわりが見られます。

 
南機場の名物料理「水餃子」
南機場夜市で最も人気と言っても過言ではない水餃子のお店。夜市のメイン通りを曲がったレストランが並ぶ路地にある。実はこんなに小さい南機場夜市には餃子系のお店や屋台が4,5店舗もあり、その激戦区の中でいつも満員なのがこのお店。1個4.5元だけど、10個入りから注文するのがマナー。

 
夜市中央あたりにある「豚高飯」の屋台。
豚肉ご飯は60元で卵、野菜もセットでついてきました。

 
地元で有名な「臭豆腐」
左の写真の中にいる人は全て臭豆腐待ちの人です。ここのお店は注文してから15分かけて蒸し、やっと食べることができます。味は蒸したてなので、そこまで臭みもなく、あっさりとまではいきませんが食べやすくなっています。(2個入り60元)

 
カキ冰
南機場夜市はカキ冰やドリンクなどの店が多いので各店舗の質も高く、値段が安いのが特徴です。入り口から入って左側のこのカキ冰屋では4つのトッピングが選べて35元。1人では食べきれない量です。

 
フルーツドリンク
夜市のメインゲートの通りにあるドリンクスタンドでは新鮮な果物をその場でドリンクにしてくれます。写真のスイカジュースは25元で700ccもあります。


南機場夜市までの交通:

電車:
一番近い駅が台湾鉄道なら「萬華駅」、MRTなら「西門」「小南門」になります。
「西門」駅がある西門町を観光した後に徒歩で行くのが迷いにくいです。

バス:
12,24,30,204,223,249,253,281のバスに乗り、「南機場公寓」下車すぐ。
307が中華路二段、和平西路二段の交差する場所に止まりますので、台北駅や森林北路あたりから行く場合に便利です。

タクシー:
台北駅から約15分、西門町からは5分で到着します。

西門町から夜市まで:
地図を参照してください。西門町からは徒歩で約15〜20分です。西門町の錢櫃KTVがある大きな通りが「中華路一段」ですので、そのまま和平病院のほうへ歩いて行くと「中華路二段」になります。「中華路二段」をひたすら真っ直ぐ歩いて行くと夜市が見えてきます。途中、お店が少なくなり不安になりますが、夜市の近くまで歩いて行くと急にお店が多くなるのですぐにわかると思います。


評価:★★★★★★☆☆☆☆6点

西門町、小南門、龍山寺、そして古亭からも徒歩圏内となっていますので、台北の街歩きが好きな人にお勧めです。長年台湾に住んでいる日本人はおろか、台湾人でも知らない人が多いこの「南機場夜市」は、料理の値段も比較的安く、老舗が多いせいか味もしっかりしていて穴場の夜市です。

規模的には大きくないので、にぎやかな夜市を好む人にはお勧めしませんが、街探検として、各駅から地図を片手に徒歩で行き、たどり着いた時の達成感はなんとも言えません。旅行者でも迷いさえしなければ行ける夜市ですので行ってみてください。また、龍山寺の近くにある華西街夜市と距離が近いのでセットで周ることができます。

南機場夜市地図
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February 19, 2006

景美夜市

景美夜市

 
左の写真:入り口付近には果物屋がありますので、目印にしてください。
右の写真:食べ物市場の近くの通路に来ると、写真のように人が多くなります。


台北市文山区の景美にある、地元住民密着型の夜市。日本人にはあまり知られていない夜市ですが、比較的規模が大きく、食べ物屋台を始め、住民の為の雑貨店や服飾店などたくさんの店がある夜市です。地図中の景文街と景中街の交差した場所にMRT「景美」駅の出口がありますので、そこを出るとすぐに夜市のエリアに入ります。

景美夜市の特徴としては、客層の幅が広いということ。 近くには「漢神百貨店」、大型スーパーマーケット「愛買」、メディア関係に強い私立大学「世新大学」、小中学校があり、子供から大人まで日中人で溢れています。

早朝には朝市というものがあり、夜市と同じ場所に朝の6時ごろから野菜や食べ物を売っています。特に朝のマーケットは年配の人達が、はるばる遠方からバスに乗ってやってくる姿が見られ、それだけ周辺地域の住民に愛されている夜市(朝市)なのでしょう。

体力はあるけど時間がない夜市好きの旅行者は、距離的に「師大夜市」「公館夜市」「景美夜市」とハシゴできるので挑戦してみるのもいいでしょう。 この3つの夜市は全て「羅斯福路」に面していることと、各MRTの駅の側という好立地ということもあり、移動が大変便利です。

景美夜市で有名なご当地名物が紹介しきれない程ありますが、一部厳選して紹介いたします。

 
左の写真:地図上にも記載のある「上海生煎包」(肉まんと小龍包足して割ったようなもの)
右の写真:食べ物市場の通路側にある人気の「蚵仔煎」(カキのオムレツ風甘ソースかけ)



 
左の写真:「景美豆花」は席が少ないので行列必須。味もGood!
右の写真:景美豆花があまりにも人が多かった為、食べ物市場の裏側の豆花を食べてみたら、こちらもおいしかった。


 
左の写真:景美夜市でも有名な「米粉湯」は右側の釜の中の白色の食べ物。あっさり味のスープと麺です。
右の写真:カキ氷屋は数店ありました。お好みで自分の食べたい具を数種類トッピングできます。


 
景美豆花の前にある「四神湯」(腸や漢方などのスープ、味はあっさりしていておいしい)「油飯」(味付けご飯にしいたけなどの具を混ぜたご飯)専門の店。

店や料理の名前をチェックして食べに行ってください。


景美夜市までの交通

電車:
MRT捷運淡水線新店方面「景美」駅(台北駅から7駅目)を出るとすぐに夜市が見えます。

バス: 
30,209,251,253を利用し「景美国中」下車すぐ。師範大学近くの羅斯福路から251のバスで行けます。政治大学からも251のバスで行けます。


評価:★★★★★★★★☆☆8点

景美駅出口のファミリーマート前の入り口から入り、始めは人もまばらですが、奥へ入ると食べ物市場があり、そこまで来ると人でいっぱいになります。景美街の「上海生煎包」「米粉湯」「景美豆花」の有名屋台の他にも、たくさんの新しい屋台がありますので、おいしいものを発見する楽しさを味わってください。景美夜市の屋台料理の味のレベルはどの店も高く、このエリアの競争の激しさを感じることができます。

知名度では「士林夜市」「饒河街夜市」の足元にも及びませんが「師大夜市」「公館夜市」と同じように、有名店がたくさんありますので是非行ってみてください。一度行っただけでは攻略できない規模の大きな素晴らしい夜市です。

景美夜市地図

景美夜市地図
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February 18, 2006

公館夜市

公館夜市

 
公館夜市の様子
公館夜市は台湾大学前の公館駅を中心に広がっています。水源市場の周辺は屋台中心、反対側は店舗中心で構成されています。

台湾ナンバー1の国立台湾大学の向かいにある「公館夜市」は信義区、文山区、新店市、永和市へ向かうバスの乗り換え地点として、また、学生の街としていつも人でにぎわっています。映画館から各国の料理店、服飾店、書店、CD屋、市場、なんでも揃い、買い物には不自由しない場所なので、台湾の学生に交じって周辺を観光してみましょう。

地図の汀州路三段には有名な大判焼き(関西では「回転焼き」=中国語では「車輪餅」)や台湾独特のまんじゅうの店、そして豆花で有名な店「龍潭豆花」があり、その側には魚をすりおろして団子状にした魚丸湯のお店「佳興魚丸店」があります。

斜め向かいには2005年の夏にできた黄色の看板でおなじみ珍珠奶茶の有名店「50嵐」があります。この店は台南から始まり、高雄で急速にドリンクスタンドのシェアを伸ばし、台北に進出してきたドリンクスタンドのチェーン店。50嵐のパールミルクティーのタピオカは南部仕様とあって、小さいタピオカを使っています。

汀州路と夜市の中にはタイ料理の店が数店ありますが、どれもそこそこの味でおすすめ。台湾のタイ料理は本場のタイ料理とは違っていて、台湾オリジナルのタイ料理「蝦餅」が大人気。この「蝦餅」は台湾のタイ料理店ならどこでもある料理ですが、本場のタイには存在しない台湾オリジナルのタイ料理なんです。

ベトナム料理店の「翠薪越南餐廳」、本格的飲茶点心系の「易牙居」の2店はともにこだわりのある職人が料理を提供してくれるお勧めのレストランです。屋台は少なめですが、店舗型のおいしいレストランが多く、まさに食の天国。 おなかいっぱい食べた後はすぐ隣の「台湾大学」へ散歩しに行くのもいいですね。

 
「車輪餅」
行列の途絶えない汀州路三段193号の「車輪餅」は1個10元。左が2001年に撮影したもの。値段は3つ20元ですが、2006年には1つ10元に値上がりしています。ただ、味のほうはたいしたことない人気店です。


「龍潭豆花」
豆花の有名店「龍潭豆花」(1碗25元)はピーナツが乗っているのが特徴。いつも客でいっぱいですが、最近は味が落ちたと噂されています。


「佳興魚丸店」
「佳興魚丸店」の魚丸湯は40元で麺を入れると50元です。


この魚団子の中にはジューシーな肉が入っており、とてもおいしいです。


「泰国小館」
100台北市中正區汀州路3段219號 TEL:02-2367-0739

汀州路三段にある20年の歴史を持つタイ料理の老舗レストラン「泰国小館」。料理の平均価格帯が150元からと少々高いですが、本場のタイ料理を味わえます。写真はタイ式チキン&ライス150元、タイ式ヌードル150元。

 
「曼谷燒」
こちらは2006年に新しく開店したリーズナブルなタイ料理屋で、泰国小館とはまた違った路線を狙っています。写真の椰子雞肉飯(70元)はタイ式カレーに小皿料理、スープのセットになっています。メニューは少ないですが、安い値段でおいしい料理を食べれるとあり学生に人気の店です。場所は「糯米腸包香腸」屋台の隣にあります。

 
「糯米腸包香腸」
糯米腸包香腸は公館夜市で長年の人気を維持している屋台です。米腸(腸の皮でもち米を包んだソーセージ)に香腸(台湾風甘味ソーセージ)を入れて包んだ食べ物が写真の糯米腸包香腸です。味は想像していたよりもおいしく、もち米とソーセージがみごとにマッチしていました。人気があるのもうなずけます。場所は易牙居の通りにあります。(小30元大40元)

 
「青蛙撞奶」
スターバックスがある通りを進んでいくと見える「青蛙撞奶」は行列が途絶えない有名屋台。青蛙撞奶はパールミルクティにミルクを足したような新種の飲み物。濃厚なミルク味とこの店独特のタピオカがうまくマッチしていて、最高の味!!!行列ができるのも納得できます。

 
「翠薪越南餐廳」
台北市中正區羅斯福路四段24巷11號 TEL: 02-2368-0254

「翠薪越南餐廳」は本店と支店の2店が至近距離にあります。ここの春巻き付ベトナムヌードルは95元。その他中華春巻き、ベトナム風春巻き、串焼き、ご飯類もあるので何を注文していいか迷ってしまいます。

 
「易牙居點心坊」
台北市大安區羅斯福路三段286巷16號 TEL: 02-2367-8218

本格的飲茶点心系の「易牙居」は週末になると、予約なしでは1時間以上待ち当たり前の人気店。一品料理からデザートまで、すべて丁寧に手作り、リーズナブルな価格で最高級の味を提供してくれますので、客が日本人ばかりの某有名小龍包の店よりもおすすめ。

 
「峨嵋餐廳」
100台北市中正區羅斯福路3段316巷8弄12號 TEL:02-2365-5157

1970年に開店し、既に36年の歴史ある四川料理のお店。大衆中華料理よりも一つ上ゆく味の料理を格安で提供してくれます。5人で行って7種類の料理を注文しましたが、一人あたり200元以下でお腹いっぱいになりました。大勢で丸テーブルを囲み、シェアして食べるのが基本です。場所は易牙居の通りにあるのですぐにわかるでしょう。川菜のレストランが3店並んでいますが、この店が一番リーズナブルでおすすめです。

公館夜市までの交通

電車:
MRT捷運台北駅から淡水線新店行きに乗り五つ目の「公館」駅の2番出口を出てすぐ。

バス:
文山区、新店市、永和市への乗り換え中継地点の駅なので、人もバスもかなり多いです。初心者はMRTを利用するのが無難ですが、台北駅からのバスを利用する場合、228公園の道から306、501が出ています。

タクシー:
台北駅からタクシーを利用し、15分〜20分で着きます。


評価:★★★★★★★★☆☆8点

立地条件、エリアの広さ、店舗数で他の夜市よりも優れている店舗中心型の夜市。MRTの公館駅を中心としたエリアは水源市場周辺に屋台が集中し、反対側は店舗型のレストランなどで構成されています。行列の途絶えない有名店こと少ないものの、有名レストランがけっこうたくさんあるので歩きがいあります。

数ある店舗型レストラン中でも管理人一番のお勧めはベトナム料理屋「翠薪越南餐廳」と本格的飲茶点心系の「易牙居」。この2店は文句無しにうまいです。2004年には水源市場から羅斯福路側、斜め向かい側の台湾大学敷地内に数店のレストランが入った施設もできました。中にはチキンやポテトなどが食べ放題のSundaysや、茄子カレーのテナントが入っています。2005年8月には「築地銀だこ」が台湾大学の正門から向かって羅斯福路側の斜め向かいにできました。日本人が焼いているので、味は確かなんですけど、価格設定が異常に高いのが気になります。

ここでは食べ物を中心に紹介してきましたが、買い物をするにしても、映画を見るにしてもこのエリアで全てまかなえてしまうかなりレベルの高い夜市です。小道が多いので迷い易いですが、夜市までの交通の便が良く、旅行者にもお勧めの夜市です。士林夜市に飽きた方はこちらの公館夜市を探検してみてください。

公館夜市地図

公館夜市地図
peacetaiwan at 00:30|この記事のURLComments(4)TrackBack(0)

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