「００７」公開５０年で記念オークション

10月6日 8時35分

世界的な人気映画、「００７」シリーズの第１作が公開されてから５日でちょうど５０年となり、イギリスでは映画にゆかりの品々を集めた記念のチャリティーオークションが行われました。

イギリスの情報機関のスパイ、ジェームズ・ボンドが活躍する「００７」シリーズは、第１作の「００７ドクター・ノオ」が１９６２年１０月５日に公開されてから５日でちょうど５０年で、これを記念してロンドンで映画にゆかりのある品々５０点余りを集めたチャリティーオークションが開かれました。
この日のオークションでは、２００８年に公開された「００７慰めの報酬」に登場した高級車、アストンマーティンに２４万ポンド余り（日本円でおよそ３０００万円）の値がついたほか、現在６代目のジェームズ・ボンド役を務めているダニエル・クレイグさんが撮影で着用したスーツはおよそ５９０万円で落札され、この日だけで落札額は９５００万円に上ったということです。
また、ほかにも、撮影開始の合図に使われた「カチンコ」などの品物が、８日までインターネットで入札が続けられ、収益はユニセフなどに贈られることになっています。
００７シリーズの公開５０年を記念したイベントは、アメリカでもニューヨークやロサンゼルスで開かれており、世界一有名なスパイとも評される００７の変わらぬ人気ぶりがうかがえます。