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福島 共同運営の牧場から原乳初出荷
10月5日 15時5分

福島 共同運営の牧場から原乳初出荷
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原発事故の影響で、休業を余儀なくされた福島県飯舘村や浪江町の酪農家たちが、福島市の牧場を借りて共同運営を始め、5日、この牧場から初めて原乳が出荷されました。

福島県飯舘村や浪江町の酪農家5人は原発事故で休業を余儀なくされましたが、NPO法人が借り受けた福島市松川町の牧場をことし5月から共同で運営しています。
この牧場には、北海道から買い付けた90頭の乳牛が飼育されていて、分娩を終えた16頭から乳を搾って出荷できるようになりました。
この日は、16頭を1か所に集めて1頭ずつチューブを使って搾乳し、このうちおよそ150キロの原乳が福島県酪農業協同組合に初めて出荷されました。
原乳の出荷作業はこれから毎日行われるということです。
田中一正牧場長は「まだ第一歩なので、これからも軌道に乗るように気を引き締めて頑張っていきたい。福島の農産物が依然、敬遠されているので、牛乳を通じて、福島産の農産物もほかの地域のものと公平に競争できるという点をアピールしていきたい」と話していました。

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