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県民健康調査委で委員の議論誘導か 議事進行表事前に送付
福島県が福島第1原発事故を受けて実施している県民健康管理調査の検討委員会で、県の担当者が委員に議事進行表を事前に送付したことが5日、分かった。 県によると、進行表は昨年7月24日に開かれた第3回委員会の前日、県の担当者が当時の委員8人全員にメールで送った。議事項目や説明者の名前などを記載。「下記の範囲内での議論をお願いします」といった議論を誘導するような文言もあった。 菅野裕之保健福祉部長は5日の県議会福祉公安委員会で「不信と不安を与えて申し訳ない」と陳謝した。委員会はこれまで計8回開かれ、県はほかにも事前に意見調整があったかどうかを調査し、来週議会に報告する。 県民健康調査は全県民を対象に外部被ばく線量などを測り、原発事故の健康への影響を調べる。
2012年10月06日土曜日
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