愛媛県松山市道後鷺谷町の「ホテル椿館」が2011年3月から約1年2カ月間、まつやま農林水産物ブランドで、同市中島地区で生産する「ぼっちゃん島あわび」の料理を提供するとしていた宿泊プランの利用客に、韓国産アワビを提供していたことが4日、分かった。消費者庁から指摘を受けた椿館は不当表示を認め、関係書類を提出。今月中にも景品表示法に基づく措置命令が出るとみられる。
椿館によると、08年春から、島あわびなどを目玉にした宿泊プランを始め、ホームページ(HP)で紹介していた。10年に料理長など複数の料理人が退職し、島あわびの使用をやめたが、HP担当者に伝わらず、掲載が続き、県外客を中心に186人に韓国産を提供した。