日本航空:中国3路線の減便、11月17日まで延長
毎日新聞 2012年10月05日 18時54分
日本航空は5日、今月10〜27日に予定していた中国3路線の減便を11月17日まで3週間延長すると発表した。尖閣諸島の国有化問題を機に始まった予約のキャンセルが続いており、需要回復が見込めないためという。
今月27日までは成田−北京線と関西−上海線を週14便から7便に、成田−上海線を21便から14便に縮小。28日からは関西−上海線を週9便に多少戻すが、他2路線は引き続き同じ減便を続ける。
日航では4日現在で、9〜11月の日中両国発の団体客の予約キャンセルが計約1万9500席に膨らんでいる。ただ、同社の国際線事業の売り上げに占める中国事業の割合は約1割であるうえ、旅行客は中国から台湾や香港へ行き先を切り替えるケースが多いといい、「業績に与える影響は限定的」(同社)という。【宇田川恵】