弘道会の資金源とされる出版会社社長ら、不正株取引容疑で逮捕
指定暴力団・山口組傘下の弘道会の資金源とされている出版会社の会長らが、会社の金で不正な株取引を行った疑いで逮捕された。
会社法違反の疑いで逮捕されたのは、愛知・名古屋市中区の風俗情報誌出版会社「ワークスジャパン」の会長・野村博之容疑者(47)ら5人。
野村容疑者らは、元役員が持っていたワークスジャパンの株を、会社の金で不正に買い取り、会社の財産を危うくさせた疑いが持たれている。
調べに対し、野村容疑者ら役員3人は、「なぜ逮捕されるのかわからない」などと否認しているが、残る2人は容疑を認めている。
ワークスジャパンからは、山口組傘下の暴力団「弘道会」との関係をうかがわせる資料が、多数押収されているということで、警察は、ワークスジャパンが弘道会の資金源になっていたとみて、調べを進める方針。