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★排外主義は大変革、革命、闘争の標語！
「樋口論文」がヤッさんの在特会考察（ネトウヨ＝無職ニート説）を学術的に完全却下！
ブログ記事に書かれていた一文を逐一覚えいている人もいないだろうが、今年３月半ば頃に徳島大学の准教授で研究者・樋口直人氏からインタビューを受ける旨をお知らせした。
「開国史」の全否定を開始せよ！ ２０１２年３月１４日
http://blog.livedoor.jp/samuraiari/archives/51825881.html
当時はインタビューが実現する前で、氏が研究論文をまとめ上げる前とあってお名前は伏せさせて頂いたが、その後、知らせる機会を失っていた。
このほど第一弾ではあるが、論文が完成したとして、お礼状とともに論文の実物を届けて頂いた。
樋口氏がインタビューを行なったのは右派市民団体『在特会（在日特権を許さない市民の会 ＝桜井誠会長＝）』のほか「行動する保守」運動に分類される運動団体の関係者及び参加者。そのうちの一人が瀬戸弘幸・ＢＬＯＧ『日本よ何処へ』主宰や筆者・有門大輔である。
断っておくが、樋口氏はスタンスとして右派・極右のカテゴリーに分類される思想傾向の方ではない。ご自身で述べられていたことだが、どちらかと言えば外国人参政権に賛成の立場であるなど、左派的なスタンスから在特会ほか所謂「排外主義運動」の伸張について研究に携わっているという。
樋口氏の研究成果は論文の一端が完成したもので、ここではその一部始終にわたって紹介させて頂くことは差し控えたい。
ただ、樋口氏ご本人も「学者というのはこうだろうとか、きっとそうであるに違いないとした憶測や希望的観測だけで物事を記述することは出来ない」としていたように、在特会・排外主義運動の伸張について客観的且つ正確なデータと情報に基づいた分析がなされていた。
圧巻だったのは、活動家の「層」「属性」に触れた辺りだろう。
この辺り、例えば在特会追及の著書『ネットと愛国 〜在特会の「闇」を追いかけて〜』で知られるジャーナリスト・安田浩一ことヤッさんほかアンチ在特勢力は在特会員の層と属性について、概ね派遣労働やニートなどの低所得者・無職・無収入の者が日常生活の不安と不満を行き詰らせて求めた行き場であるとの評価を下している。
一方、樋口氏の論文では「排外主義運動に関して圧倒的な情報量を誇る安田の著書では、階層の低い者が多く登場しており、それも含めて剥奪感の強い人間の運動として描かれている。だが、安田の著書で学歴や職業が明らかにされているのは、逮捕者を多く出し露出度の高いチーム関西が中心であるため、解釈には注意を要する」とした上で、
樋口氏が論文を作成する上でインタビューをとった在特会員ほか対象者を見ても、３３名のうち高卒者が７名、専門学校３名、大卒は中退者や在学中の者まで含めると２３名に上ることを明らかにした上で、「全体としての学歴は決して低くない」としている。
職業別に見ても、大学在学中の２名のほかホワイトカラーが２１名、ブルーカラーが７名、自営ブルーカラーが３名であり、退職者を除いて無職はいなかったと発表。
排外主義運動は「中間層の運動とみなしたほうが正確」であり、階層の低い者の不安が排外主義運動を生み出すとしたヤッさんらアンチ在特勢の説をものの見事に、学術的・統計的に喝破している。
私自身も実はそうでないかと思っていた。かなり以前、新聞の国際面だかで目にしたが、欧州で移民排斥を主張する極右の支持層は低所得者層よりも中流以上が固まる地域ほど多いと掲載されていた。
そのため、日本で同じく排外主義の機運が高まるとしたら、やはり同じような層に支えられた運動体になるだろうと見ていた。
ヤッさんの著書、国際情報誌『ＳＡＰＩＯ』への寄稿が特にそうだが、アンチ在特らが言うネトウヨ（ネット右翼）イコール低所得者・派遣労働、無職・ニートであり、「在特会のような排外主義運動に参画するのは低所得の貧しい層であってほしい」という願望、「そうに違いない」とする主観、「そうあらねばならない」とする固定観念がそのような結論付けに誘導させたのではないか。あるいは在特会の敵対勢力から何らかの命を帯びていたとしたら、そのように強引且つ意図的に結び付けたのかも知れない。
ヤッさんと樋口氏でインタビューした層が違うと言えばそれまでだが、ヤッさんの著書が一つの団体・運動体の闇を暴くとしたルポタージュであるのに対し、どちらも綿密な取材に基づいているものの、学術研究的なデータ収集に主眼を置いた樋口氏の論文は客観性・公平性がより高いと言えそうだ。
本来的な意味での排外主義と言えるのかとか、総体的な動員・勢力としてはともかく、ミクロの動員過程として排外主義運動を客観的且つ学術的に正当、正確な評価を下してくれた樋口氏の研究論文に拍手を贈りたい。
★在特会への再入会手続き
さる平成２２年９月２１日、筆者は在特会から退会した。
在特からの退会そして「民族社会」を目指す！ ２０１０年９月２１日
http://blog.livedoor.jp/samuraiari/archives/51587839.html
※エントリー中、画像に出て来る人物とは現在はまったく関係ありません
前述の樋口論文とはまったく関係ないが、このほど憚りながら出戻り組として、在特会への再入会の手続きをさせて頂いた。
２年前に退会当時の宣言を読み返すと次のようにある。
「在特会から退会しましても危急存亡の『在日支那人』問題と同じく在日朝鮮人らが享受する『在日特権』の廃止を目指していく志は不動であり、その方向性に何ら変わりはありません。
新たな同志と共に、より精強に戦っていく所存です」
その後の経過は行動としては失敗したが、思想信条としては自分なりに提唱した本来的な排外主義を追求した結果、現在の朝鮮半島や中国大陸との共生思想の元凶は明治以降の近代体制にあるとの結論の下、近代打倒と武家復古、薩長閥の討伐という新たな思想潮流を、ミーさん（ＨＮ・みたいな実さん）ら同盟ブロガーをはじめとする新たな同志と共に（ネット上で）一勢力を構築することに成功した。
同盟強化月間、実施中！！
最初は明治維新を部分的に否定しつつ、恐る恐る、時に実験的に主張し続ける中でそれを公然と述べるまでに曲がりなりにも自らのものとした。
旧来の在日特権（特別永住資格）剥奪の主張から帰化制度廃止の主張、同和批判、財界批判から議会体制そのものへの批判、そして明治維新礼賛の保守・右派全般への批判から大アジア主義への批判、侵略と大虐殺・強制連行の肯定、戦前回帰への批判、地方完全独立と連邦制国家の創設、そして天皇陛下を国家元首とすることへの否定と皇室の在り方など、あらゆるタブーを打破することに努めたと自負するものである。
失敗は失敗として認め、敗北は敗北として認めるが、在特会を出る時に宣言した在日特権問題を追及する志が現在も変わっていなければ、退会から丸２年を経てたどり着いた「近代体制打倒の志」は在特会に再入会しても変わらない。
全国的な運動伸張の一方、在特会を取り巻く環境は以前にも増して厳しい。従来のマスコミとインターネット上でのバッシングに加え、極左過激派による「殺害声明」までは敵対勢力ゆえに当然のこととして、ＳＡＰＩＯと漫画家・小林よしのりや櫻井よし子をはじめとする保守知識人による「ネトウヨ包囲網」が狭まっている。
順風満帆の時は素知らぬ顔で構わないし、負け惜しみのような思いもあって在特会を批判したこともあったが、部外者として傍観してはいられない。
本来的な排外主義の見解や位置付けの相違は別として、この難局にあってこそネット右翼、排外主義、差別主義のレッテルで社会的抹殺が企図されている運動体への再入会を決意したものだ。
★所謂「１千万円疑惑」は解決済み！
０９年１２月、京都府京都市で朝鮮民族学校に不法占拠・占有された『勧進橋児童公園』の奪還を目指した抗議デモと実力行使は在日社会のみならず、世間一般にも在特会の存在をセンセーショナルに知らしめた。
前述のヤッさんの著書・ネットと愛国（〜在特会の「闇」を追いかけて〜）でも闇のメイン・テーマとして取り上げられたのは関西在住の元支持者Ｓ女史から桜井誠・在特会会長に手渡された支援金１千万円が使途不明になっているとする疑惑だが、元同志からも未だにこれを追及する向きがある。
京都事件に端を発して刑事・民事の両方で裁判を抱えた在特会への闘争資金として拠出された１千万円は、出資者の当初の思惑とは異なっているかも知れないが、在日追及・追放の志に存分に生かされたと思う。
京都での行動で主導的役割を果たしたとされる「関西四天王」と称された４名のうち、川東大了氏は『部落解放同盟』の水平社博物館前で単身抗議という前例のない画期的な行動を行ない、後に民事賠償請求訴訟で賠償を命じられたし、荒巻靖彦・西村斉両氏は韓国人工作員の女優キム・テヒを起用した『ロート製薬』へ竹島問題に関する見解を問うた廉で不当にも逮捕された。
刑事裁判における有罪判決・実刑という決して金銭に代えることの出来ない犠牲を払うこととなる関西有志をはじめ、形は違っているものの、何らかの形で多方面に生かされていると思うものだ。
誰にどのように分配され、何に使われたのかは知らないが、だいたい１千万円などという大金は今となっては誰の手元にも残っていない。今となっては無かったことと同じだ。それを今頃、追及して何になるのか？
そもそも在日追及の戦いとは、在日問題の発端を紐解くと長くなるので省略するが、ただファンから御捻りを貰う大道芸人の路上パフォーマンスではない。
在日を蔓延らせて巨大な集票システムと、巨額の集金システムをつくりあげた既存の破壊であり、日本の統治機構を潰すことと同義の大変革運動である。
明治維新とやらは徳川慶喜が名君で大政治家であったため大政奉還に踏み切ったことにより実現したが、現在の為政者らはそうそうのことで降りたりはしない。維新以来で維新以上となる現在の明治維新体制の転覆は、在日特権の廃止一つとっても大変な「革命運動」である。
その革命を志した者らが１千万円如きのカネでガタガタ言うなという話である。今後、大変革を成し遂げるためには１千万どころか何億、何十億、何百億のカネを誰かにタカって掠め取って騙し取り、時に脅し取らなければならないと思ってるのか？
革命・戦争とはそういうものだろう。
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