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オスプレイの映像分析 プロペラ操作は適切か10月5日 5時11分
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アメリカ軍の新型輸送機オスプレイについて、沖縄の普天間基地での離着陸の様子を映像から分析したところ、姿勢が不安定になりやすいと指摘されているプロペラの向きを変える操作が、着陸の際はいずれも基地の外で始まったとみられることが分かりました。
オスプレイの運用について日米両政府は、プロペラの向きを変える時間を短くすることや、プロペラを上に向けた状態での飛行はアメリカ軍施設の上空に限ることなどで事前に合意しています。
しかし、合意には、「可能な限り」や「運用上必要となる場合を除く」という但し書きが付けられ、原則としてアメリカ軍側に判断が委ねられています。
9機が配備されたときと、4日から始まった2機の飛行訓練での合わせて13回の離着陸について、NHKではプロペラの向きの変化を映像から分析しました。
その結果、着陸についてはいずれも市街地の上空でプロペラが上向きに変わり始め、中には、基地に入る前に角度を変える操作が終わっているように見られる機体もありました。
一方、きょうの2機の離陸では、基地の中でプロペラの向きを変える操作が終わっていました。
沖縄県では運用ルールが守られているか確認を続け、必要な場合は政府に問い合わせることにしています。
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