ＧＭ：米国の充電式自動車販売でリード広げる－日本勢が追撃

　　10月２日（ブルームバーグ）：米自動車メーカー、ゼネラル・モーターズ（ＧＭ）のプラグインハイブリッド車（ＰＨＶ）「シボレー・ボルト」が、今年の米国のプラグイン式自動車販売でリードを広げた。トヨタ自動車も「プリウス」のＰＨＶの出荷を増やし、日産自動車は電気自動車（ＥＶ）「リーフ」の販売強化に取り組んでいる。

ブルームバーグが集計したデータによると、ＥＶとＰＨＶの１－９月の販売台数は合計約３万1400台と、前年同期の１万1094台のほぼ３倍に達している。首位を走るボルトの９月の販売台数は過去最高の2851台で、年初来では１万6348台と４倍に膨らんだ。これにプリウスＰＨＶが7734台、リーフが5212台で続く。

自動車価格情報サイト、米トゥルーカー・ドット・コムのアナリスト、ジェシー・トプラック氏は、ＧＭがボルトのリース料を引き下げたことで需要に拍車が掛かっていると話す。基準価格３万9145ドルのボルトの月間リース料は現行299ドル（約２万3400円）。

同氏は「この価格で消費者が列を成さないことに本当に驚いている」とした上で、「年間の燃料代節約だけでも、この車は極めて魅力的だ」と語った。

バーゲン

トプラック氏によると、カリフォルニア州などでは３年間のリース契約でリーフを月199ドルで乗ることができる。基準価格３万6050ドルを踏まえると、これはバーゲンだと同氏は指摘する。

日産自の米国販売担当バイスプレジデント、アル・キャスティネッティ氏は電話インタビューで、「ボルトは極度に競争が激しい市場をつくった」と語った。

今年の米国市場でリーフを２万台販売する目標を掲げていた同社は、マーケティング戦略を改善するためディーラーと連携している。９月のリーフの販売台数は984台と前月の685台から増加したものの、年初来では依然として前年同期を4.6％下回る。キャスティネッティ氏は新たな販売目標について言及しなかった。

原題：GM Volt, Toyota Plug-In Prius Buoy U.S. Rechargeable-CarSales（抜粋）

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更新日時: 2012/10/03 13:04 JST