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南大東島 薬物大量密輸の疑いで逮捕
10月4日 18時51分

先月、沖縄県の南大東島で、覚醒剤に似た作用のある薬物を大量に密輸したとして、福岡市に住む韓国人の男ら2人が逮捕され、警察はこの薬物およそ20キロを押収し、暴力団が関わった事件とみて調べています。
2人は容疑を否認しているということです。

逮捕されたのは、韓国人で福岡市の建築業、ソン・ハンクウ容疑者(66)と、沖縄県中城村の漁業、前原孝容疑者(56)の2人です。
警察の調べによりますと、2人は先月3日の深夜、覚醒剤に似た作用があるため薬事法で医療などの目的以外に輸入が禁止されている薬物を海上で受け取り、沖縄県の南大東島に密輸した疑いが持たれています。
警察と海上保安庁、それに税関で作る合同捜査本部は、南大東島で暴力団が関係した違法薬物の受け渡しがあるという情報を得て、捜査員を派遣していたところ、2人が島の沖合で船に薬物を積み込んで漁港に戻ってきたということです。
漁港では、暴力団員とみられる別の男が薬物を受け取ったあと逃走し、3日後に死亡しているのが見つかり、遺体の近くにこの薬物およそ20キロが散乱していたということです。
調べに対し、2人は容疑を否認しているということです。
警察は、暴力団が関わった組織的な違法薬物の密輸事件とみて、さらに捜査を進めています。

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